アイボリーの車体にロイヤルブルーの帯、少し前まで小田急のイメージといえばこれでした。
1000形でステンレス車体を採用したことで、シルバーの車体にロイヤルブルーの帯というパターンが加わり、年々その勢力を拡大してきました。

2007年に運行を開始した4000形では、帯の色がインペリアルブルーに変更され、他の形式にも帯色を変更した編成が出てきています。
昔ながらの小田急色は8000形のみとなり、圧倒的な少数派となってしまいました。

この小田急の帯ですが、現在はカッティングシートを貼り付けたものとなっています。
ロイヤルブルーからインペリアルブルーの帯に変更する際は、元々の帯を丁寧に剥がし、新たな帯を貼る作業を行っています。

これは8000形についても同様で、車体のアイボリーは塗装していますが、帯については貼り付けたものとなっています。
車体の塗装時に帯の貼り替えはしていないようなので、帯の部分をマスキングして車体の塗装をしているものと思われます。

この貼り帯ですが、もちろん昔からこうだったわけではありません。
8000形の後期車がどうだったかが分からないのですが、おそらく1000形で初採用したものと考えられます。

1000形の登場時点では、従来の形式は帯を塗装していましたので、登場後に切り替えていったものと思われます。
貼り帯は従来より明るめになったので、一時的に帯色が混在する時期があったようです。

20190219_03

小田急で貼り帯を初採用したのは、おそらく1000形の1051Fから1058Fということになります。
車体の色が従来より暗いので、帯を少し明るめにしたのかもしれませんね。

そのロイヤルブルーの帯が、少しずつではありますが減っています。
まだ当面は見られると思いますが、まだ沢山走っているうちに記録しておきたいものです。