最後の小田急顔形式となり、惜しまれつつ引退した5000形。
5000形とはいっても、本日は6両のほうの話題です。

5000形の6両、通称5200形ですが、晩年は前照灯をシールドビーム式に改良した編成が多くいました。
この改造は5000形でしか行われなかったので、小田急顔唯一のパターンでした。

このシールドビーム式への改造ですが、結局全編成には及んでいません。
改造された編成に規則性があるのかというと、そういうこともなく、とにかく分かりにくいものとなっています。

まずは各編成の改造状況を整理してみたいと思います。

5251F:原形
5252F:原形
5253F:原形
5254F:原形
5255F:シールドビーム
5256F:シールドビーム
5257F:原形
5258F:原形
5259F:シールドビーム
5260F:原形
5261F:原形
5262F:シールドビーム
5263F:シールドビーム
5264F:原形
5265F:シールドビーム
5266F:シールドビーム
5267F:シールドビーム
5268F:シールドビーム
5269F:シールドビーム
5270F:シールドビーム

各編成ごとに整理すると、上記のようになっています。
後期車に多いのは間違いないのですが、規則性は見られません。

改造されたのは11編成で、改造率は55%です。
約半数がシールドビーム式に改造されていたことになります。

20190224_07

写真は改造後の5262Fで、前照灯がより一層目立つ顔立ちになりました。
改造前のほうが良かったという声が周囲では多く、私も同意見です。

ただ、乗務員には好評だったようで、以前より明るく照らすことができるため、喜ばれたようです。
9000形からの再利用品もあるといわれていますが、実際のところは分かりません。

小田急らしく中途半端な改造になったので、編成ごとのバリエーションが増えたことは、趣味的には面白かったですね。