アイボリーにブルーの帯、これが小田急のイメージでしょうか。
最近はシルバーにブルーの帯かもしれませんね。

車体のカラーリングにばかり注目が集まりますが、屋根上機器や床下機器にもある程度決まった色があります。
小田急の場合、屋根上機器と台車はグレー、床下機器はブラックというのがお決まりでしたが、3000形以降は床下機器もグレーになりました。

そのグレーが今回の注目ポイントです。
実は時期によって少しずつ色が異なっていて、やたらと明るい時期や、かなり暗い時期があります。
それだけではなく、色味にも違いがあり、これがまたモデラー泣かせなのです。

2000年代前半のことでした。
汚らしい色と表現すると失礼ですが、妙に緑が強くなり、かつ暗い時期がありました。
目立たなくて良い部分の色が濃くなると、全体的に重たい印象になります。

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写真はその頃の1000形で、クーラーのキセの色がやたら濃いのが分かります。
検査から出場してくるとこの色になっており、ピカピカで綺麗に見えるはずの車両が、どこか薄汚れて見えてしまいました。

小田急もこの色はあまりよろしくないと思ったようで、比較的短期間で一般的なグレーに変わりました。
なぜこのようなグレーを選択したのかは、かなり謎のままです。