2019年のダイヤ改正で、小田急からひっそりと消えた列車があります。
それは新宿口を6両で走る各駅停車で、年々数を減らしてきたものが、ついに今回消滅したのです。

6両による各駅停車は、古くは中型車で組成した6両からスタートしました。
ホームの長さも105m程度で、20mの6両編成は組みたくても組めなかったのです。

1964年に運行を開始した2600形は、この関係で当初5両で登場しました。
その後ホームの延長が完了し、2600形の6両による各駅停車がスタートしたのでした。
20m車6両による各駅停車は、ここから始まったことになります。

その後しばらく6両の時代が続きましたが、1000形の登場に合わせて8両化が行われ、そこから少しずつ6両の各駅停車は減っていくことになりました。
小田急としては8両に統一したかったのでしょうが、なかなかそれを果たすことができず、今回ようやく8両以上に統一することができたことになります。

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以前は多くの6両が走っており、様々な形式が充当されていました。
8両の増加に合わせて減っていきましたが、しぶとく残り続けたのが興味深いところです。

静かに、ひっそりと消えていった6両の各駅停車。
大きな変化以外にも、地味な変化が多い小田急でした。