JR東日本の南武線との乗り換え駅で、現在は下りの複々線の終点となっている登戸。
複々線化前から高架駅でしたが、過渡期にはかなり面白い光景が展開されました。

和泉多摩川から登戸の間には、多摩川橋梁があります。
複々線化に合わせて架け替えが行われたのですが、その際高架複々線の高さに合わせるため、かなり大掛かりな工事が行われました。

架け替えは将来上り用となる橋梁の建設から行われ、その後旧橋梁を撤去、下り用の新橋梁を建設するという順序で行われました。
そのため、上り用の橋梁が完成した段階で先行して上りのみが切り替えられたため、一時的ですが上下線で高さが違う時期があったのです。

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これがその時期の写真で、既に上りは現在のホームに切り替えられています。
多摩川橋梁も旧橋梁と新橋梁を併用しており、過渡期の光景を展開しました。

その後、現在の上りとなっているホームに下りも切り替えられ、この状態は解消しました。
旧橋梁と旧ホームは取り壊され、そこに現在の下りが建設されています。

列車を運行しながらの工事は大変で、少しずつ切り替えを行いながら進めていったのが分かりますね。