小田急最大の在籍両数となり、見かけないほうが難しい3000形。
長期に渡って製造されたことから、増備の過程で色々な仕様差が生まれました。

その仕様差の中に、3次車から変更となったスカートの形状があります。
2次車までのスカートは、比較的直線的なデザインとなっており、それまでの小田急の流れを感じさせる形状をしていました。
そのスカートの形状が3次車から変更され、乗務員扉下のステップを一体化して大型化、デザインも曲線的なものとなりました。

3次車には、既に伝説となりつつある3263Fが存在します。
側面全体をカバーで覆った編成ですが、このスカートはそれと一体になる形状となっており、この変更はそれと無関係ではないと思われます。
つまり、他編成にも装備していくことを想定はしていたものと推定され、それが他編成も変更する理由になったのだと思われるのです。

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こうして変更された3000形のスカートですが、個人的には初期のデザインのほうが似合っているように思います。
変更後のデザインが好きという声も沢山聞きますので、好みが分かれるところのようですね。