近年の小田急の車両において、間違いなくトップの珍車であった3000形の3263F。
その異様な姿は、カバーが外された現在においても、小田急ファンの頭の中に刻み込まれています。

床下全体がカバーで覆われていることから、運用上の制限を受けそうな3263Fですが、そんな心配はご無用というばかりに、箱根登山線にも元気に直通していました。
あの異様な姿のまま、単線区間を走っていたのです。

小田急線内でも通常の3000形と同様の扱いで、単独での各停運用から、分割併合を伴う10両での運用まで、幅広い活躍をしていました。
床下があまりにも他の車両と違う以外は、他の3000形と同じ使われ方でした。

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新松田で後ろの4両を切り離した3263Fが、急行で箱根湯本を目指します。
柵がないこの区間では、床下のカバーがより一層目立ちますね。