小田急の車両のみが客扱いを行い、実質的に小田原線の延長区間としての側面が強い小田原から箱根湯本までの区間。
箱根登山鉄道の路線でありながら、走るのは小田急の車両ばかりです。

以前は新宿からの直通急行が多く走っていましたが、現在は線内を往復する4両の各停が主体となっており、都心から乗り通すにはロマンスカー以外の選択肢がありません。
分割併合の廃止や、風祭の構造に起因して現在の状態になりましたが、以前より改悪されている状況でしょう。

小田急においても、4両の必要性は薄れており、この区間のために4両単独の運用が残っているのです。
今後4両編成が製造される可能性は少なく、廃車が近い車両の編成短縮や、現在の4両を大切に使い続ける必要性が生じてくるものと思われます。

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この区間にも10両のまま入れれば良いのでしょうが、仮に改良するとなると相当大規模な工事が必要で、現実的には難しいでしょう。
6両に戻すことも難しいと思われることから、各駅停車については4両のまま推移するしかないものと思われます。

現在使用されている1000形が未更新車なので、遠くない将来に車両の動きが出てくると予想されます。
更新済の1000形と交代するのか、順番に現在の編成を更新するのか、8000形と交代するのか等、色々な可能性が考えられます。

赤い1000形だけが走る光景が定着しましたが、近年その状況にも何らかの変化が起きることだけは、間違いなさそうです。