様々な編成バリエーションが存在し、それを知ることが楽しい小田急の1000形。
その中に、1編成しかいない1081Fほどではないものの、4本しか存在しなかったのが10両固定編成の1091Fから1094Fです。

あえて過去形で書いたのは、リニューアルで1095Fと1096Fが加わったためで、現在は6編成になっています。

この4編成の10両固定編成ですが、現在でこそ小田急線内の優等列車で走り回っていますが、以前は分割併合運用の関係で東京メトロ千代田線への直通専用編成として使われていました。
そのため、小田急線内では意外と見る機会が少ない車両だったのです。

もちろん見る機会自体はあるのですが、運用範囲がかなり限定されていたことや、地下鉄線内で往復していることも多かったため、頻繁に見かけることはありませんでした。

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4000形に地下鉄直通の役目を譲るまでは、準急や多摩急行で見ることができる車両でした。
新宿に入線する機会もあまりなく、用途が限定されていたのが10両固定編成です。

それもそのはずで、4000形が登場するまで10両固定編成の車両はこの4編成しか存在せず、そもそも希少性が高い車両だったのです。
10両固定編成が増えてきた現在においては、そんなことも忘れられつつあるのかもしれませんね。