編成の末尾が揃うようにして、4両と6両を繋いだ10両にしていることが多かった未更新の小田急1000形。
性能が揃い、実用上は問題がそこまでないはずなのに、なぜか最近は別々に使われることが多くなりました。

4両は2編成で8両を組むことが多いですが、一部が他形式と併結して10両となっています。
併結相手は8000形や3000形で、わざわざ異形式で組み合わせているのです。

6両は1000形以外に相手がいませんので、単独で使われることが多くなりました。
同形式を組み合わせるようになってきた小田急において、この動きは不可解です。

そこで考えられるのが、自動放送の有無という要素です。
1000形の未更新車は、1081Fを除き自動放送の装置が搭載されていません。
2000形以降の形式は全て搭載しており、ここに大きな違いがあります。

1000形の未更新車も、自動放送の装置がある車両と併結すれば、自動放送を使用することができます。
それを考えて、わざわざ異形式と繋いでいる可能性があるように思うのです。

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最近は外国人の利用も多く、自動放送による英語の案内が必要なのかもしれません。

その1000形による分割10両が、ここ最近になって復活してきました。
一時的なことなのか、またこの方向性になるのか、相変わらず何を考えているのか読みにくい小田急です。