1969年に登場し、最終的に180両が製造された小田急5000形。
現在の小田急では装備する車両がいなくなった、発電制動を装備していました。

小田急における発電制動は2200形で採用され、2400形も続いて採用しました。
床下に並ぶ沢山の抵抗器が2400形の特徴でしたが、発熱量の増加により送風機を加えた、半強制通風式のものとされました。

2600形で回生制動になったものの、5000形で再び発電制動が採用されました。
床下から発生する熱が問題となったため、5000形では強制通風式の抵抗器が採用され、床下から大きな音がするようになりました。
この装備品の違いが、5000形を象徴する音を発生させることとなったのです。

強制通風式の抵抗器は、9000形、20000形にも採用されましたが、小田急ではどちらかというと少数派でした。

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現在では小田急で見られなくなった強制通風式の抵抗器。
あの大きな音も、過去のものとなってしまいました。