他社の車両に比べ、昔から走行音が静かな印象のある小田急。
モーターがあるデハに乗っても、そこまで騒音が気にならなかったように思います。

その小田急において、意外とうるさかったのがモーターのないクハでした。
それは電動空気圧縮機がクハに搭載されていたためで、床下から聞こえてくる大きな音は、走行時のモーター音より気になるぐらいでした。

クハに電動空気圧縮機を搭載したのは、2600形、4000形、5000形等が代表例で、床下から大きな音が聞こえてきました。
5000形の6両編成の途中から、電動空気圧縮機を低騒音仕様のものに変更したため、それ以降の車両はだいぶ静かになりました。

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床下から聞こえてくる電動空気圧縮機の音、MGの音とも組み合わさって、これぞ小田急の音という感じでした。
そんな小田急らしい音も、5000形の廃車によって過去のものとなりました。