クラシックな雰囲気のロマンスカーとして、晩年に大人気となった小田急のLSE。
2018年に惜しまれつつ引退し、その歴史に幕を下ろしました。

LSEの引退により小田急から消滅したものは色々とありますが、その中に電動発電機(MG)があります。
小田急では8000形までMGが採用され、増備の途中で静止形インバーター(SIV)に仕様変更されましたが、ロマンスカーではLSEが最後の採用でした。

MGはリニューアルの際にSIVに交換される流れとなり、1997年度以降にリニューアルされた5000形、LSEでは7004FのみがSIVとされていました。
8000形についてもSIVに交換されていたため、近年はLSEの7003Fのみが、小田急最後のMGを搭載する車両として活躍していたのです。

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7004Fに先立ち運用を離脱した7003Fの廃車によって、小田急からMGを搭載する車両が消滅しました。
あの独特な音は、既に小田急では過去のものとなっています。