年々固定編成化が進む小田急ですが、2編成を繋いだ姿が現在も多く見られます。
通勤型車両による途中駅での分割併合がなくなったことから、近年はペアが固定化される傾向となっています。

現在は主に8000形で見られますが、小田急では併結時にペアが固定化される場合、番号を揃えるようにするという伝統があります。
末尾を揃える、連番にするといったケースがあり、かなり昔から見られるものです。

古いものでは、1600形や1900形で、3両や4両の組成時に連番で繋いでいました。
半固定編成化された1800形や2100形、近年では9000形も連番で揃えて組んでいました。

面白いのが2200系列で、3編成を組み合わせて6両を組成する際、2220形、2300形、2320形を両端に配置し、間に2200形を挟んでいました。
2221Fと2223Fで2201Fを挟むといったもので、次は2225Fと2227Fで2203Fを挟んでいます。

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8000形の廃車が始まると、2編成を繋ぐ光景はかなり少なくなります。
番号を揃えて繋ぐ伝統も、そろそろ見られなくなっていくかもしれませんね。