2002年にデキ1050形が廃車され、小田急から消滅した電気機関車。
その小田急に、現在も電気機関車を運転することができる運転士が少数ながら在籍しています。

電気機関車が存在しない小田急なのになぜなのかということですが、それは新車等を搬入する際、JR東海の松田駅から小田急の新松田駅まで、短い区間ながら運転をする必要があるためです。
JR貨物のEF65形を小田急の運転士が操り、連絡線を通って行き来します。

機会としてはそれほど多くはなく、新車の搬入時や、リニューアル等の改造のため、車両メーカーに搬出する際に運転を行っています。
運転をする機会は深夜になるため、一般の目にはほとんど触れることがありません。

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基本的には小田急の車両が牽引や推進をされますが、この写真のように箱根登山鉄道の車両を搬入する場合もあります。
最近だと、3000形の中間車を搬入する際や、EXEの車両メーカーへの搬出時に行われています。
近々見られるとしたら、新5000形の搬入時が近そうですね。