長野電鉄で1000系となり、ゆけむり号として現在も元気に活躍する元小田急のHiSE。
10021Fと10061Fの2編成が譲渡され、4両に短縮して使用されています。

この2編成の車両は、小田急で廃車になった後、日本車輌に送られて改造が行われました。
編成の短縮に伴う機器の移設、ブレーキ関係や寒冷地向けの改造が行われています。

さて、この送られた2編成の車両ですが、川崎重工業で製造された編成となっています。
面白いのが小田急に残った2編成で、こちらは日本車輌製造で製造された編成なのです。

日本車輌製造で改造するのであれば、製造したメーカーを合わせたほうが良さそうに思いますが、逆になっています。
さらに、選ばれた編成同士の製造時期が異なっており、何らかの意図を感じてしまうのです。

小田急が日本車輌製造の編成を残したかった、譲渡するには川崎重工業の編成のほうが都合が良かった等、何かあるのかもしれません。
検査時期の関係も可能性としてはありますが、どうも釈然としません。

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ロマンスカーといえば日本車輌製造というイメージが強いので、どうも余計なことを考えてしまいます。
まだまだ元気に走るとは思いますが、長野まで会いにいかないといけませんね。