3000形で久し振りに垂直車体を採用し、4000形にもその流れが続いた小田急。
新5000形ではその流れを止め、再び拡幅車体を採用することになりました。

復活の背景としては、車体幅の縮小による混雑拡大という問題があったのだと思いますが、実際にどの程度車体幅が狭くなっているのでしょうか。

最も車体幅が狭いのは4000形で、2,790mmとなっています。
8000形が2,900mm、1000形が2,860mm、3000形が2,866mmですから、かなり狭くなっていることが分かります。

車体幅は外側の寸法ですから、車内の最大幅となると、さらに違いが際立ちます。
8000形と4000形では100mm以上の差があるため、座席の間の通路に入れる人数が減り、これが数字以上のマイナス効果を出しているのだと思います。
3000形も同様に狭く、これらの両形式が朝の快速急行に入ると、露骨に混雑を感じます。

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新5000形では再び2,900mmが採用され、8000形以来のサイズとなります。
ラッシュ時に乗車した際、どのような印象になるか、乗客の視点として今から楽しみです。