GSEと合わせた4編成で、展望席のあるロマンスカーとして現在も第一線で活躍する小田急のVSE。
2005年に運行を開始したVSEは、来年で運行開始から15年となります。

LSEが廃車となり、現在小田急で活躍するロマンスカーは、古い順にEXE、VSE、MSE、GSEの4形式となりました。
これだけを見ても、既に古株となっていることが驚くべきところです。

最古参はあくまでもEXEなのですが、リニューアルでEXEαに姿を変えつつあり、機器や内装の面ではVSEより新しくなっています。
その点を考慮すると、VSEが古いロマンスカーになりつつあるという状況が見えてきます。

近年の小田急はリニューアルの内容が大規模になっているため、新車に近い状態になって出場してくるようになりました。
乗るという観点では、設備面もEXEαのほうが優れた状態になってしまっています。

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そのような状況ではありますが、展望車が持つ魅力というのは、そういった事実を打ち消してくれます。
15年程度で最古参に近いような状態になってしまうということが驚きですが、それだけ近年の置き換えはハイペースだったということなのでしょう。