2014年度からリニューアルが開始され、未施工の編成を見る機会が徐々に減ってきた小田急1000形。
登場当初は新車感で溢れていた車内ですが、現代においてはかなり陳腐化したものとなっています。

そんな1000形ですが、リニューアルの進展による未更新車の減少に加え、そろそろワイドドア車の廃車が始まろうとしています。
昔ながらの1000形は、今後一気に減る可能性が高いのです。

未更新車が減ると、色々と小田急から消えていくものがあります。

4両や6両の編成では、LEDや液晶による案内表示がなく、ドアチャイムも鳴らないため、一昔前の雰囲気を味わうことができます。
それに加えて、車掌の肉声による案内も、1000形の未更新車でしか聞けないものとなってきました。
最古参ではないものの、装備品は小田急で最も古い形式となってしまいました。

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1000形が登場した当時、他の小田急の車両では見られないものが多く、随分と輝いて見えたのをよく覚えています。
それがこのような立ち位置になることは想像もしていませんでしたが、まだ乗る機会が多い今のうちに、記憶に焼きつけていきたいと思います。