1年が経つのは早いもので、2019年が今日で終わろうとしています。
本日は今年の小田急で起こったことを簡単にまとめつつ、2019年最後の記事にしたいと思います。

2019年の小田急は、ここ数年の中では変化が少ない年でした。
しかし、2020年以降の小田急がどうなっていくのかが分かるような、そんな動きが徐々に出てきた1年でもあります。

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個人的に最も大きなトピックスだったのは、ステンレス車体ではない通勤型車両に対して久々に行われたラッピングです。
これは江ノ島線の開業90周年を記念したもので、8000形の8255Fがその役目を担いました。

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3月には、例年どおりのダイヤ改正がありました。
東京メトロ千代田線への直通列車として北綾瀬行きが登場し、代々木八幡と開成が10両編成の停車に対応しました。
新宿から代々木上原の区間に10両の各駅停車が登場し、開成にも10両の急行が停車するようになりました。
その裏で、平日に1本だけが存在した8両の通勤急行が役目を終え、全列車が10両で運転されるようになっています。

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都心の全駅が10両に対応したことで、2019年は車両の10両化も一気に進みました。
3000形の8両に2両の中間車が組み込まれ、10両の3000形が増加しています。

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残念なニュースもありました。
保存車の整理が行われた結果、SEの一部の中間車や、2200形のデハ2202が解体されてしまいました。
小田急ファミリー鉄道展2019では、5両のSEが太陽の下で最後の展示となり、懐かしい姿をファンの前に見せています。

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アクシデントも多い1年でした。
二度の踏切事故で、8000形の8264FやEXEαの30252Fが損傷してしまいました。
10月には台風の被害もあり、秦野から新松田の区間が数日に渡って運休となる等、小田急にとっては被害の多い1年だったといえます。

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明るい話題もありました。
通勤型車両としては久々の新形式となる新5000形が発表され、第1編成の5051Fが入線しました。
来年には本格的な試運転が始まり、目にする機会も増えていくものと思われます。

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一方で、新車の登場で消えていくことが予想される車両たちもいます。
来年には多くの新5000形が増備され、8000形の界磁チョッパ制御車や、1000形のワイドドア車に廃車が発生すると予想されます。
これらの車両が元気に最後の活躍をした年が、2019年だったと今後なるのかもしれません。

全部は網羅できませんでしたが、2019年で印象に残った小田急のできごとを振り返ってみました。
皆さまにとって、2019年の小田急はどんな年だったでしょうか。

本年もOdapediaの記事をご覧いただき、ありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願いいたします。