2代目の5000形が登場し、先代と表現しなければいけなくなった小田急の5000形。
4両と6両が登場した先代は、小田急顔として最後の形式となりました。

さて、この5000形ですが、意外なことに2400形と深い繋がりがあります。
外見上では2600形や4000形に近い存在ですが、どういうことなのでしょうか。

それは主に電装品の部分で、要するに5000形は2400形で実績がある機器と、2600形の車体を組み合わせた形式ということになります。
主電動機が分かりやすく、2400形はMB-3039-Aというものを採用していましたが、5000形はそれを増強したMB-3039-Bを採用していたのです。
制御装置も基本構造は同様のものとなっており、両形式が近い存在であることが分かります。

そして、その後に面白い展開となったのが4000形です。
高性能化の際に2400形から主電動機を譲り受け、性能としては5000形に近い存在となりました。
5000形はABFM-188-15MDという主制御器を搭載していますが、高性能化後の4000形は元々搭載していたものを改造したABF-188-15Mとなり、近い存在になっているのです。

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見かけからは分からない5000形と2400形の深い関係。
高性能化後の4000形を含めて、機器の面では近い存在だったのが面白いですね。