長年に渡って千代田線の主力として活躍し、2018年に引退した東京メトロ6000系。
JR東日本や小田急にも直通し、広い範囲の沿線で見ることができました。

この6000系、混雑したラッシュ時に当たると、とても嫌な車両でした。
理由は座席幅がとても狭く、窮屈だったためです。

実際にどのぐらい狭かったのかというと、6000系は1人あたりの座席幅が約417mmとなっており、現在活躍している16000系が460mmであることを考えると、相当な狭さでした。
後期の車両では少し広くなりましたが、6000系のイメージは窮屈というのは変わらないものでした。

7人が座ると窮屈、6人だと余裕があるという仕様で、乗客も戸惑う座席だったのです。
男性ばかりが座るとかなり窮屈で、意図的に6人となるように座る方も多く見られました。

このような仕様になったのは、ドアの脇にスペースを設けるためで、混雑時は7人、空いている時は6人で座ることを目指していたようです。

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日本人の体格が向上したため、7人で座るのは晩年だと厳しいものでした。
先進的な車両だった6000系ですが、意外な欠点もあったのです。