多様化するニーズに合わせ、時代に合わせて変化を続ける車内の設備。
まもなくデビューする5000形ではフリースペースが各車に設置され、小田急でも色々な試みが行われています。

このような車内の設備で古くからあるものとしては、やはり優先席が浮かびます。
小田急ではシルバーシートという名称で設置され、当初は先頭車のみにありました。
シルバーシートという名称から高齢者をイメージしてしまいますが、座席の色がシルバーだったことが由来とされています。

先頭車のみだったシルバーシートは、1992年に各車両に増設されました。
その後はしばらくそのままの状態でしたが、京王、JR東日本等がシルバーシートを優先席に改称したのに続き、小田急も名称を優先席に改めました。
変更は2002年頃で、青いシルバーシートのマークから、現在の優先席のマークに変わりました。

記事の公開後にマクビー様より情報をいただき、変更日は2002年10月15日だったことが分かりました。
車両の表示は一斉に変更できなかったようですが、変更する日は決まっていたようです。

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小田急といえばシルバーシートのイメージですが、優先席に変更されてから随分と時間が経っていました。
模型化の際には、モデルとする時代設定でこのような点にも注意しなければいけませんね。