ケイプアイボリーにロイヤルブルーの帯を巻いた車体、その姿を見せてくれる最後の形式となっている小田急8000形。
そろそろ廃車が始まりそうな状況ではありますが、現在のところ全車が健在で、優等列車を中心に活躍しています。

そんな8000形ですが、近年になって言われていたのが、車体の汚さです。
側面の扉を中心として、車体の下部がかなり汚く、検査から出場してしばらくすると、かなり汚れが目立つ編成が多くなっていました。

以前に比べて汚い車両が増える中、最近になって大野総合車両所で車体が洗浄されるようになりました。
通常の洗浄ではなく、多くの作業員が徹底的に行うもので、洗浄後は見違えるような姿になっています。

それだけ汚れていたということなのですが、急に行われるようになった理由が気になります。

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理由として考えられるのが、やはりこの編成の存在です。
江ノ島線開業90周年トレインとして、8255Fにラッピングが行われましたが、8000形の中でも際立って汚れていたこの編成にそのままラッピングをしたため、かなり残念な姿になってしまったのです。

気になる方は多かったようで、同様の意見が多く見られました。
相当な汚れだったので、一般の方でも何かを感じるレベルだったかもしれません。

会社側にクレームや意見があったのかは分かりませんが、今回の洗浄に8255Fの件が無関係だったとは考えにくいように思います。
いずれにしても、8000形が綺麗になっていくのは嬉しいことなので、今後も続いていくのか気になるところです。