小田原線の新百合ヶ丘から分岐し、唐木田までを結んでいる小田急の多摩線。
路線の途中では京王と並走し、多摩ニュータウンへの輸送を担っています。

1974年に小田急永山、1975年に小田急多摩センター、1990年に唐木田までが開業し、現在の総延長は10.6kmとなっています。
小田急の中では、最も新しく、そして最も短い路線です。

現在は小田原線と直通する優等列車も走っていますが、線内を往復する各駅停車が多く走っています。
新百合ヶ丘と唐木田には、上下線を渡るための両渡り線が設けられています。

意外なことに、多摩線にはそれ以外に渡り線がなく、現在は途中駅での折り返しができません。
朝の通勤急行には小田急多摩センター始発が設定されていますが、唐木田からわざわざ回送して客扱いをしています。

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以前は小田急多摩センターに渡り線がありましたが、現在は撤去されています。
そこまで長い路線ではありませんが、終点でしか折り返せないというのは、意外な気もしますね。