快速急行と同時に2004年に登場し、2016年まで運転された小田急の区間準急。
ほとんどの区間を各停として運転し、通過する駅は僅かという列車でした。

各停が特定の区間のみ通過するような種別でしたが、通過する駅がある以上小田急の中では優等列車という位置付けで、登場当初から全列車が8両で運転されました。
そのため、充当される形式が限られる列車となっており、趣味的には行先の違いぐらいしか面白みがありませんでした。
ダイヤ乱れの際には稀に6両が代走する珍事が発生し、5000形が充当されるようなことがあったようです。

そんな区間準急でしたが、登場からしばらくしてから、6両が充当される列車が設定されました。
登場したといっても1日に数本という設定でしたから、全体としてはかなり希少な列車でした。
設定されたのは5000形の6両が全車廃車になってからだったため、8000形以降の形式が充当される列車だったことになります。

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8両の区間準急では見ることができなかった、8000形や1000形のワイドドア車が充当されるため、一気に区間準急が面白くなったことを覚えています。
8000形は10両で運用されていることが多かったため、晩年以外の充当機会はかなり少なかったと記憶しています。