2003年に姿を現し、小田急ファンに衝撃を与えたクヤ31形。
色々と面白い点が満載な車両ですが、普段は見られない部分として、連結面があります。

クヤ31形は自走ができないため、検測を行う際は1000形に牽引されて使用します。
そのため、小田急では珍しく、先頭車と妻面が隣り合う姿で連結するのです。
最初からそういう使い方を前提としているためか、クヤ31形の連結面側は面白い姿をしています。

20200425_05

目立つ部分としては、電気連結器が備えられているところや、屋根に上りやすいように梯子が設けられている点でしょう。
それ以外に重要な点として、小田急の先頭車の定番となっている手すりがあります。
1000形との行き来をするために設けられているこの手すり、面白いのはその形状で、1000形と同じというところに小田急のこだわりを感じます。

クヤ31形が登場してから15年以上が経過しましたが、この連結面側が公開される機会はほとんどありません。
普段は動かしていないのですから、ファミリー鉄道展で展示すれば良いのにと思ってしまいます。