2007年に7004Fが旧塗装に戻され、ファンを喜ばせた小田急のLSE。
廃車が進んで2編成のみとなった2012年には、7003Fも旧塗装になり、2編成が揃って旧塗装となりました。

旧塗装が2編成となったのは嬉しいことでしたが、同時に見分けがつかなくなるという問題も生まれました。
小田急のロマンスカーは正面に車番や編成を示すものがないため、側面を見なければ編成が特定できないのです。

しかし、この2編成についてはよく見ると地味ながら違いがあり、編成を特定することが可能でした。
違いは塗り分けの位置で、よく見るとそれぞれの編成で少しだけ異なっていました。

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上の写真は晩年のLSEが並んだ時のものですが、左が7004Fで、右が7003Fです。
違いは正面に回っている白い範囲がどうなっているかで、位置が高いのが7003F、低いのが7004Fとなっています。
LSEにはヘッドマーク用のステーがありますので、その部分を見れば違いは一目瞭然です。

どちらの編成か分からない時には、この部分を見て判断してみると良いでしょう。
小田急の車両はこのような細かい差異が見られることがあるため、編成の判別に役立ちますね。