営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線への乗り入れ用として、1972年に登場した小田急9000形。
それまでの小田急の車両とはデザインや性能の面で大きく異なり、鉄道ファンからの人気が高い車両でした。
その9000形が、デザインや性能の面以外で従来の車両と異なっていたのが車体幅です。
9000形は2600形からの流れを汲む20m級の大型車体を採用していますが、車体幅は2,870mmとなっており、2600形等の2,900mmと比較して30mm狭くなっています。
僅かな差とはいえ、車体幅を狭くすることで千代田線の車両限界に適合させたのです。
車体幅が狭くなった9000形ですが、地下鉄に乗り入れる車両としては最大級の車体幅を採用しています。
東京メトロの6000系は2,800mmとなっており、JR東日本の203系も同様でした。
小田急では、9000形の後継形式として登場した1000形でも2,860mmとして、可能な限り車体幅を広くする配慮が見られます。
しかし、一転して4000形では2,790mmとなっており、それまでの方針からは転換してしまいました。
9000形や1000形は、小田急線内で使うことをかなり意識していたように思われますが、4000形は地下鉄直通用の車両として割り切った部分が多いということなのでしょう。
最大限の努力をして、輸送力を最大化した小田急9000形。
当時の混雑がそれだけ酷かったということなのでしょうね。
それまでの小田急の車両とはデザインや性能の面で大きく異なり、鉄道ファンからの人気が高い車両でした。
その9000形が、デザインや性能の面以外で従来の車両と異なっていたのが車体幅です。
9000形は2600形からの流れを汲む20m級の大型車体を採用していますが、車体幅は2,870mmとなっており、2600形等の2,900mmと比較して30mm狭くなっています。
僅かな差とはいえ、車体幅を狭くすることで千代田線の車両限界に適合させたのです。
車体幅が狭くなった9000形ですが、地下鉄に乗り入れる車両としては最大級の車体幅を採用しています。
東京メトロの6000系は2,800mmとなっており、JR東日本の203系も同様でした。
小田急では、9000形の後継形式として登場した1000形でも2,860mmとして、可能な限り車体幅を広くする配慮が見られます。
しかし、一転して4000形では2,790mmとなっており、それまでの方針からは転換してしまいました。
9000形や1000形は、小田急線内で使うことをかなり意識していたように思われますが、4000形は地下鉄直通用の車両として割り切った部分が多いということなのでしょう。
最大限の努力をして、輸送力を最大化した小田急9000形。
当時の混雑がそれだけ酷かったということなのでしょうね。
コメント
コメント一覧 (3)
ワタシダ
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9000型や1000型は10両対応の車庫線が少なかったら拡幅車体をメインにしてたし、何も地上線運用を考慮して製造された為、拡幅車体だった事が大きいでしょう。
でも、4000型はすでに常磐線直通の話が出ていたからそれに対応する為にe233系2000番台とほぼ共通化に走った話も聞きますね。
これは相鉄がJR直通用にJR共通の12000系を導入するのと同じかと。
逆に西武は昔は2800mmで地下鉄は今もそれに近い車両規格になるが、地上線用は30000系で拡幅車体を採用したし、JRは混雑対応の為、本州3社は通勤車両含めて拡幅車体がメインになってますね。
逆に狭軌の大手鉄道で一般型の拡幅車体の採用がないのは東急と東武、東京メトロ位ですね。
東武は線路設備を早く行った事と混雑率が比較的余裕があった事、東急は地下鉄や路面電車から発達した故に拡幅車体を採用できない事が大きいかと。
メトロは言わずもがな。
関西では狭軌線の南海も拡幅車体がメインだし、近鉄は狭軌線、標準軌線ともに拡幅車体があるし。
9000型が車体幅が最大だったのは常磐線直通がなかった事も影響しているかと。
ワタシダ
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ワタシダ
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