赤い1000形こと1059Fが全線を走り、熱い夏となっている小田急。
沿線には撮影者が集まり、目立つ真っ赤な車体は利用者からの注目度も抜群となっています。

さて、このような注目される車両が走る時に気になるのが、どこを走っているのかという情報です。
今回は小田急の通勤型車両の運用がどのようになっているのか、見方や流れ方を中心に見ていきたいと思います。

小田急の通勤型車両の運用は、両数で分かれています。
具体的には、4両が110番台、6両がA、8両がB、10両がCとEになっています。

4両は赤い1000形の運用で、主に箱根登山鉄道線を走ります。
あまり特徴はありませんが、海老名まで顔を出す運用があります。

6両はA11からと、A31からに分かれています。
どちらも支線や末端区間が主な走行区間ですが、前者は多摩線を含みます。
そして、前者は廃車が近いと推測される古い車両が充当されることが多く、後者は多くが3000形という違いがあります。

8両は主に小田原線の各駅停車の運用です。
一部が多摩線に入りますが、江ノ島線には入りません。

10両は、Eが小田急線内、Cが東京メトロ千代田線に直通する運用です。
必然的にCは4000形となりますが、他社の車両が代走する場合もあります。



続いては運用の流れを見てみましょう。
小田急の運用は、基本的に番号順に流れていくため、追うこと自体はそこまで難しくありません。

例えば、E11で走った車両は、翌日E12で走るのが原則となり、前日の運用から推測が可能となっています。
ただし、これはあくまでも原則でしかないため、入出庫の段階で運用が飛ぶ場合もあります。
E14で海老名検車区に入庫した車両が、翌日はE32で出庫するといったものです。

運用が飛ぶ場合も、入出庫する場所は分かるため、ある程度は推測可能です。
しかし、たまに臨時回送で移動する場合もあるため、完全に追うことは難しい場合もあります。

1059Fに限らず、運用の流れを見て、好きな車両の記録を残していきたいですね。