現役を引退した車両を多く保存している小田急。
2021年には海老名にロマンスカーミュージアムがオープンし、ロマンスカーを中心として気軽に保存車両を見ることができるようになります。

ロマンスカーミュージアムには、SEからRSEまでのロマンスカーと、開業時に製造された1形が展示される予定となっています。
多くの車両が展示される中、残念ながら展示されない車両もあり、2200形、2600形、9000形の3両が該当します。

これらの3両は現在海老名検車区に保存されており、ロマンスカーミュージアムからは目と鼻の先ぐらいの場所にある、保存用の車庫に収容されています。
屋根があり保存環境としては良いものの、通常は見ることができません。

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日常的に見られるようになる保存車両と比べると、少しかわいそうな結果となってしまったこの3両。
今後はファミリー鉄道展等で公開されるのだと思いますが、暗くて狭い車庫内での見学になるのでしょうから、その点は少し残念にも感じてしまいます。
仕方がないことですが、小田急はロマンスカーを特別扱いしすぎる面があり、ロマンスカーミュージアムの展示車両も極端な偏りがある状態となってしまいました。

オープンする前にこのような可能性を考えるのも気が引けますが、将来的には車両の入れ替えを行う可能性はあるかもしれません。
RSEは車庫に入りそうですし、車両のサイズが同じ2600形や9000形との入れ替えであればできなくはないでしょう。

普段は見られないのが少し寂しい3両ですが、保存車両が全て海老名に集結するというのは、将来的な可能性を少し期待させてくれます。
そんな未来も想像しつつ、ロマンスカーミュージアムのオープンを楽しみに待ちたいと思います。