都心部を中心に、少しずつホームドアの設置を進めている小田急。
各社で様々な事情を抱えていると思いますが、小田急は設置が早い鉄道会社ではありません。

ホームドアの設置が進まない理由はいくつかありますが、一般的には費用の問題や、駅の構造、車両のドアの位置が関係しているといわれています。
小田急の場合もこれらの条件に当てはまっており、苦慮しているように思います。

都心部の駅にホームドアを設置するため、1000形のワイドドア車は運用に制限がかかり、6両の各駅停車も姿を消しました。
小田急の場合は、車両の両数やワイドドア車の存在がネックになっているのでしょう。

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近年の小田急は各駅停車の10両化を進め、8両の車両を減らす動きが見られます。
これには運用の効率化や旅客案内上のメリットがありますが、ホームドアの設置とも無関係ではなさそうです。
両数のパターンが多いと、ホームドアの開閉パターンが多くなってしまいます。
駅によっては、現状も6両、8両、10両が停車するため、せめて2パターンぐらいにしたいのではないでしょうか。

すぐに8両が消滅する動きはないものの、将来的になくしていく方向は見えるため、今後の動きが気になりますね。