未更新車の廃車が始まり、今後の動向が注目されている小田急1000形。
10両化される編成の種車になるのではないかといわれていた1255Fに動きがあり、営業運転を離脱したものと思われます。

編成単位での廃車も発生している1000形ですが、1055Fの新宿方3両と、1081Fの中間車が2両残されており、これに6両の小田原方を5両繋ぐことで、10両を1編成仕立てると考えられます。
1255Fはクハ1255のみが廃車となるのでしょう。

ところで、1000形には元々10両固定編成が4編成あり、1091Fから1094Fとなっています。
リニューアルの際、4両と6両を組み合わせ、先頭車を中間車化した編成が2本加わり、1095Fと1096Fとなっています。

その後は10両化を伴うリニューアルが行われていませんでしたが、中間車化以外の方法で10両を組むことが現実となってきました。
編成は1097Fになるものと思われますが、中間車化された車両を含まない10両固定編成が、組み替えによって新たに誕生することとなります。

20190804_02

3編成の車両を組み合わせて登場することになる1097Fですが、全ての編成の車両メーカーが異なっているという面白い組み合わせとなります。
具体的には、1055Fが日本車輌製造、1255Fが東急車輛製造、1081Fが川崎重工業で、小田急の中でもかなり面白い編成となりそうです。

そして、気になるのは1098F以降が登場するのかという点です。
これについては、1054Fが編成単位で廃車となったことから、私は登場しない可能性が高いと考えており、10両化は1097Fで終了になると予想しています。
4両や6両が中途半端に余ることとなりますが、1054Fが廃車となっていることから、さらに編成単位での廃車が発生する可能性が高そうです。

ワイドドア車も含めて、動きが激しくなってきた小田急1000形。
多数の廃車が発生しそうですから、記録をするのであれば今のうちのようですね。