昔ながらの雰囲気を残すロマンスカーとして、晩年は絶大な人気を誇った小田急のLSE。
晩年は旧塗装に戻されて活躍しましたが、惜しまれつつ2018年に引退しました。
旧塗装に戻される前は、HiSEに準じた塗装となっていたLSEですが、塗装変更はリニューアルの際に行われていました。
塗装変更が目立つLSEのリニューアルですが、それ以外にも様々な改良が行われており、今回はそれらについてまとめたいと思います。
同じ時期にはEXEが登場しており、車両の水準を合わせるという意図があったものと思われます。
リニューアルは1995年度から1997年度にかけて行われ、全4編成が内外装を一新しました。
他のロマンスカーをリニューアルする際と同様、工事は日本車輌製造にて実施されています。
各編成がリニューアル後に竣功した日は以下のとおりです。
7001F:1996年10月21日
7002F:1997年10月11日
7003F:1996年3月30日
7004F:1998年4月10日
リニューアル後はHiSEに準じた塗装に変更され、見た目のイメージが一新されています。
塗装変更が行われた意図には、NSEが廃車になった後に展望席があるロマンスカーのイメージを統一するという目的がありました。
NSEの廃車とLSEの塗装変更によって、SEから続いた伝統の塗装は小田急から一度姿を消すこととなったのです。
改良された主な箇所は以下のとおりです。
・前面展望席のガラスを熱線吸収ガラスに交換
・腐食部の補修と老朽化した部品の交換
・サハ7150の車内に車椅子対応の設備を新設
・サハ7150の側扉の幅を700mmから1,000mmに拡幅
・車内の配色の変更
・腰掛の交換と配色の変更
・カーテンの交換
・床の張り替え
・洗面台の交換
・トイレの汚物処理方式の変更と交換
・デハ7600のトイレを洋式に変更
このように、多くの箇所が改良されていました。
最後にリニューアルされた7004Fのみは、補助電源装置が静止形インバータに交換され、他の編成とは異なる仕様になっています。
昔ながらの塗装が、それだけ親しまれていたということなのかもしれませんね。
晩年は旧塗装に戻されて活躍しましたが、惜しまれつつ2018年に引退しました。
旧塗装に戻される前は、HiSEに準じた塗装となっていたLSEですが、塗装変更はリニューアルの際に行われていました。
塗装変更が目立つLSEのリニューアルですが、それ以外にも様々な改良が行われており、今回はそれらについてまとめたいと思います。
1996年度から行われたLSEのリニューアル
1980年に登場したLSEは、製造から15年が経過したことで各部の老朽化や陳腐化が目立ち始めたため、1995年度からリニューアルが行われました。同じ時期にはEXEが登場しており、車両の水準を合わせるという意図があったものと思われます。
リニューアルは1995年度から1997年度にかけて行われ、全4編成が内外装を一新しました。
他のロマンスカーをリニューアルする際と同様、工事は日本車輌製造にて実施されています。
各編成がリニューアル後に竣功した日は以下のとおりです。
7001F:1996年10月21日
7002F:1997年10月11日
7003F:1996年3月30日
7004F:1998年4月10日
リニューアル後はHiSEに準じた塗装に変更され、見た目のイメージが一新されています。
塗装変更が行われた意図には、NSEが廃車になった後に展望席があるロマンスカーのイメージを統一するという目的がありました。
NSEの廃車とLSEの塗装変更によって、SEから続いた伝統の塗装は小田急から一度姿を消すこととなったのです。
LSEのリニューアル時に改良された部分
塗装変更が目立つLSEのリニューアルですが、それ以外にも様々な箇所の改良が行われました。改良された主な箇所は以下のとおりです。
・前面展望席のガラスを熱線吸収ガラスに交換
・腐食部の補修と老朽化した部品の交換
・サハ7150の車内に車椅子対応の設備を新設
・サハ7150の側扉の幅を700mmから1,000mmに拡幅
・車内の配色の変更
・腰掛の交換と配色の変更
・カーテンの交換
・床の張り替え
・洗面台の交換
・トイレの汚物処理方式の変更と交換
・デハ7600のトイレを洋式に変更
このように、多くの箇所が改良されていました。
最後にリニューアルされた7004Fのみは、補助電源装置が静止形インバータに交換され、他の編成とは異なる仕様になっています。
おわりに
リニューアルによってイメージをHiSEに近付けたLSEですが、最終的には残った2編成が旧塗装に戻され、新塗装が先に消滅するという結果となっています。昔ながらの塗装が、それだけ親しまれていたということなのかもしれませんね。
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