2019年に最初の編成となる5051Fが登場し、現在は5055Fまでが登場している小田急5000形。
徐々に見かける機会が増えてきており、数年後には小田急の主力車両となっていそうです。

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5000形といえば、先代の小田急顔の車両のイメージが強く残っている方も多いと思いますが、その中にはクハ5555というゾロ目の車番の車両がありました。
新しい5000形でもゾロ目の車番が登場する可能性はあるのでしょうか。

先代の5000形に存在したゾロ目の車番

小田急5000形といえば、先代の車両を思い浮かべる方もまだ多いと思います。
1969年に4両が登場し、1978年からは6両が製造され、その6両の中にゾロ目の車番となっているクハ5555が存在しました。

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6両の5255Fの小田原方先頭車であったクハ5555は、急行の先頭に立つ機会も多く、比較的目立つ存在でした。
晩年は前照灯がシールドビーム化されており、登場時とは少し雰囲気が変わっています。
最終的には4両化され、その際に車番の変更は行わずにクハ5555のままでしたが、新宿寄りに連結される機会が増えたことから、クハ5555が先頭に立つ機会は減少しました。

5000形に5555の車番が再登場する可能性

現在増備されている5000形は、最近の小田急らしく10両固定編成となっています。
4000形は6M4Tとなっているため、小田原方の先頭車がクハ4550ですが、5000形は5M5Tとなっていることから、小田原方の先頭車がクハ5450となっており、現在のところ5555の車番が登場することはありません。
しかし、今後も可能性が一切ないのかというと、そういうわけでもありません。

現在は10両固定編成のみが増備されている5000形ですが、将来的には別の両数の編成が増備される可能性があります。
その際には5500以降の番台を使用する可能性が高いといえるでしょう。

登場する可能性が最も高いのは、今後もある程度の編成数が必要な6両です。
4両や8両が登場する可能性もなくはないですが、メリットがほとんどないため考えにくいでしょう。

さて、6両が登場するとした場合の車番ですが、慣例に従う場合には5700番台となる可能性が高いといえます。
4両が登場することは多分ないといえますが、それでも4両用に5500番台を空けておくのが小田急という会社なのです。

まとめると、5555の車番が登場する可能性が絶対にないとはいえませんが、その可能性はかなり低いということです。
10両以外の編成が登場し、車番の法則の慣例を無視した6両か、4両や8両というあまりメリットがない編成が登場する以外に、5555の車番が復活する可能性はほとんどありません。

おわりに

復活を期待したいゾロ目の車番ですが、様々な条件が重なり可能性としては低そうです。
見かけると少しお得な気分になれる車番ですから、予想が外れることを願いたいと思います。