古い車両の主電動機を流用したため、吊り掛け駆動となっていた小田急4000形。
最高速度が他の車両より劣ることや、冷房化が困難だったため、1985年から高性能化と冷房化が行われました。
この改造の際には、編成の組み替えも同時に行われ、全車両が改番されるという珍事が発生しています。
今回は改番前の番号で組み替え後の編成表を作るという、ディープな内容でお届けします。
なお、編成表は全て左側が新宿方となっています。
これらの編成を組み合わせることで、3両、5両、6両、8両、10両での運転が可能となっていました。
組み替えが行われる前の編成表は以下のとおりです。
【5両】
4001F:4001-4101-4201-4301-4051
4002F:4002-4102-4202-4302-4052
4003F:4003-4103-4203-4303-4053
4004F:4004-4104-4204-4304-4054
4005F:4005-4105-4205-4305-4055
4006F:4006-4106-4206-4306-4056
4007F:4007-4107-4207-4307-4057
4008F:4008-4108-4208-4308-4058
4009F:4009-4109-4209-4309-4059
4010F:4010-4110-4210-4310-4060
4011F:4011-4111-4211-4311-4061
4012F:4012-4112-4212-4312-4062
4013F:4013-4113-4213-4313-4063
【3両】
4014F:4014-4114-4064
4015F:4015-4115-4065
4016F:4016-4116-4066
4017F:4017-4117-4067
4018F:4018-4118-4068
4019F:4019-4119-4069
4020F:4020-4120-4070
4021F:4021-4121-4071
4022F:4022-4122-4072
小田急としては珍しく、両数の違いによって番台は分かれておらず、3両は5両の続番となっていました。
このタイミングで4000形は組み替えが行われ、編成を4両と6両に再編し、他の形式との併結も可能となりました。
先頭車の中間車化を伴う組み替えとなっており、全ての車両が改番されています。
組み替え後の編成表は以下のとおりです。
【4両】
4051F:4051-4001-4101-4151
4052F:4052-4002-4102-4152
4053F:4053-4003-4103-4153
4054F:4054-4004-4104-4154
4055F:4055-4005-4105-4155
4056F:4056-4006-4106-4156
4057F:4057-4007-4107-4157
4058F:4058-4008-4108-4158
【6両】
4251F:4251-4201-4301-4401-4501-4551
4252F:4252-4202-4302-4402-4502-4552
4253F:4253-4203-4303-4403-4503-4553
4254F:4254-4204-4304-4404-4504-4554
4255F:4255-4205-4305-4405-4505-4555
4256F:4256-4206-4306-4406-4506-4556
4257F:4257-4207-4307-4407-4507-4557
4258F:4258-4208-4308-4408-4508-4558
4259F:4259-4209-4309-4409-4509-4559
4260F:4260-4210-4310-4410-4510-4560
組み替え後は4両が4000番台、6両が4200番台となっており、小田急としては標準的な番号の振り方となっています。
組み替え後の編成表に対して、旧番号を当てはめると以下のとおりとなります。
【4両】
4051F:4001-4201-4301-4051
4052F:4002-4202-4302-4052
4053F:4003-4203-4303-4053
4054F:4004-4204-4304-4054
4055F:4006-4206-4306-4056
4056F:4008-4208-4308-4058
4057F:4012-4212-4312-4062
4058F:4016-4112-4116-4066
【6両】
4251F:4010-4101-4110-4210-4310-4060
4252F:4005-4102-4105-4205-4305-4055
4253F:4013-4103-4113-4213-4313-4063
4254F:4018-4068-4118-4022-4122-4072
4255F:4009-4106-4109-4209-4309-4059
4256F:4015-4065-4115-4014-4114-4064
4257F:4017-4067-4117-4019-4119-4069
4258F:4020-4070-4120-4021-4121-4071
4259F:4007-4104-4107-4207-4307-4057
4260F:4011-4108-4111-4211-4311-4061
このようにかなり複雑な改番となっていますが、実際には3パターンの組み替えが行われており、一定の法則がありました。
あえてこの記事でその法則には触れませんので、番号を見て想像してみて下さい。
老朽化が進んだことから、2003年より廃車が始まり、さよなら運転等は一切行われず、2005年に形式消滅しました。
最高速度が他の車両より劣ることや、冷房化が困難だったため、1985年から高性能化と冷房化が行われました。
この改造の際には、編成の組み替えも同時に行われ、全車両が改番されるという珍事が発生しています。
今回は改番前の番号で組み替え後の編成表を作るという、ディープな内容でお届けします。
なお、編成表は全て左側が新宿方となっています。
吊り掛け駆動時代の編成表
高性能化される前の4000形は、最終的に3両と5両の編成がありました。これらの編成を組み合わせることで、3両、5両、6両、8両、10両での運転が可能となっていました。
組み替えが行われる前の編成表は以下のとおりです。
【5両】
4001F:4001-4101-4201-4301-4051
4002F:4002-4102-4202-4302-4052
4003F:4003-4103-4203-4303-4053
4004F:4004-4104-4204-4304-4054
4005F:4005-4105-4205-4305-4055
4006F:4006-4106-4206-4306-4056
4007F:4007-4107-4207-4307-4057
4008F:4008-4108-4208-4308-4058
4009F:4009-4109-4209-4309-4059
4010F:4010-4110-4210-4310-4060
4011F:4011-4111-4211-4311-4061
4012F:4012-4112-4212-4312-4062
4013F:4013-4113-4213-4313-4063
【3両】
4014F:4014-4114-4064
4015F:4015-4115-4065
4016F:4016-4116-4066
4017F:4017-4117-4067
4018F:4018-4118-4068
4019F:4019-4119-4069
4020F:4020-4120-4070
4021F:4021-4121-4071
4022F:4022-4122-4072
小田急としては珍しく、両数の違いによって番台は分かれておらず、3両は5両の続番となっていました。
高性能車時代の編成表
2400形の主電動機を流用し、1985年からは4000形を高性能化する改造が行われました。このタイミングで4000形は組み替えが行われ、編成を4両と6両に再編し、他の形式との併結も可能となりました。
先頭車の中間車化を伴う組み替えとなっており、全ての車両が改番されています。
組み替え後の編成表は以下のとおりです。
【4両】
4051F:4051-4001-4101-4151
4052F:4052-4002-4102-4152
4053F:4053-4003-4103-4153
4054F:4054-4004-4104-4154
4055F:4055-4005-4105-4155
4056F:4056-4006-4106-4156
4057F:4057-4007-4107-4157
4058F:4058-4008-4108-4158
【6両】
4251F:4251-4201-4301-4401-4501-4551
4252F:4252-4202-4302-4402-4502-4552
4253F:4253-4203-4303-4403-4503-4553
4254F:4254-4204-4304-4404-4504-4554
4255F:4255-4205-4305-4405-4505-4555
4256F:4256-4206-4306-4406-4506-4556
4257F:4257-4207-4307-4407-4507-4557
4258F:4258-4208-4308-4408-4508-4558
4259F:4259-4209-4309-4409-4509-4559
4260F:4260-4210-4310-4410-4510-4560
組み替え後は4両が4000番台、6両が4200番台となっており、小田急としては標準的な番号の振り方となっています。
高性能車時代の旧番号での編成表
高性能化に伴う組み替えで、4000形は全車両が改番されました。組み替え後の編成表に対して、旧番号を当てはめると以下のとおりとなります。
【4両】
4051F:4001-4201-4301-4051
4052F:4002-4202-4302-4052
4053F:4003-4203-4303-4053
4054F:4004-4204-4304-4054
4055F:4006-4206-4306-4056
4056F:4008-4208-4308-4058
4057F:4012-4212-4312-4062
4058F:4016-4112-4116-4066
【6両】
4251F:4010-4101-4110-4210-4310-4060
4252F:4005-4102-4105-4205-4305-4055
4253F:4013-4103-4113-4213-4313-4063
4254F:4018-4068-4118-4022-4122-4072
4255F:4009-4106-4109-4209-4309-4059
4256F:4015-4065-4115-4014-4114-4064
4257F:4017-4067-4117-4019-4119-4069
4258F:4020-4070-4120-4021-4121-4071
4259F:4007-4104-4107-4207-4307-4057
4260F:4011-4108-4111-4211-4311-4061
このようにかなり複雑な改番となっていますが、実際には3パターンの組み替えが行われており、一定の法則がありました。
あえてこの記事でその法則には触れませんので、番号を見て想像してみて下さい。
おわりに
高性能化後は他形式とも併結できるようになり、活躍の幅が広がった4000形。老朽化が進んだことから、2003年より廃車が始まり、さよなら運転等は一切行われず、2005年に形式消滅しました。
コメント
コメント一覧 (1)
1977年、千代田線とつながる前のことですが。新宿から江ノ島線に直通する4000の3連の各駅停車がありました。新百合ヶ丘で急行の待避が無く、先行の2600の各駅停車本厚木行きの後追いだったと思います。新百合ヶ丘15時過ぎの平日ダイヤです。
ワタシダ
がしました