廃車とリニューアルが同時に進行し、急速に未更新車が数を減らしている小田急1000形。
どうしても未更新車に注目が集まる状況ですが、リニューアルが済んでいる4両も忘れてはいけない存在です。

1000形では最も多くの編成が製造された4両には、今後大きな変化があるかもしれません。

4両の各編成の最新状況

ワイドドア車を除いた場合、全19編成が製造された1000形の4両ですが、リニューアルに伴う組み替えや廃車によって、編成数が減少しています。
各編成が今どうなっているのかを、まずは整理してみたいと思います。

1051F:未更新でクヤ31形の牽引に対応
1052F:リニューアルによって1096Fに組み替え
1053F:未更新で休車
1054F:廃車
1055F:リニューアル中で一部が廃車
1056F:リニューアルによって1095Fに組み替え
1057F:リニューアル済
1058F:未更新でレーティッシュカラー
1059F:未更新でレーティッシュカラー
1060F:未更新でレーティッシュカラー
1061F:未更新でレーティッシュカラー
1062F:未更新
1063F:リニューアル済
1064F:リニューアル済
1065F:リニューアル済
1066F:リニューアル済
1067F:リニューアル済
1068F:廃車
1069F:リニューアル済

4両で営業運転に入っているのは13編成となっており、未更新車が6編成、リニューアル済が7編成です。
未更新車は4編成がレーティッシュカラーとなっていることから、青い帯を巻いた未更新車は2編成まで減少しています。

全編成に変化が生じる可能性がある1000形の4両

1051Fや1062Fに注目が集まるのは当然という状況ですが、実際には全ての編成に今後変化が起こる可能性があり、そう遠くない未来のことであると考えられます。

まずは未更新車の6編成ですが、廃車となるか、リニューアルが行われるか、どちらかになると考えられます。
最近の状況を考慮すると、全てかほとんどの編成が廃車となる可能性が高いでしょう。
箱根登山線内を走っているレーティッシュカラーについても、この先何年もこのままという可能性は低いといえます。

20180407_02

そして、忘れてはいけないのが、リニューアルが済んでいる7編成です。
仮にレーティッシュカラーの編成が廃車となった場合、これらの中から専用編成とされる可能性があるからです。
青い帯のままで使われるかもしれませんが、現在のように活躍する姿があまり見られなくなる可能性もあり、安心してはいられません。

8000形の4両がどうなるかという問題も絡むため、意外と変化が起きない可能性もあります。
しかし、大きな変化があるかもしれないと考えて、今のうちから行動をしておくほうが良さそうです。

おわりに

8000形よりも4両の編成数が多かった1000形ですが、廃車と組み替えによって現在は逆転されてしまいました。
今後さらに少なくなることが予想されますから、今という時間を大切にしたいですね。