建築家の岡部憲明氏がデザインを担当し、現在までに3形式が登場した小田急のロマンスカー。
30000形のリニューアルや、箱根登山鉄道のアレグラ号でもデザインを担当しており、活躍の場は小田急グループ全体に広がりました。
現在は運行するロマンスカーのほとんどが岡部憲明氏のデザインとなり、ブランド力の向上に寄与しています。
そこで起用されたのが岡部憲明氏であり、ロマンスカーの伝統を受け継ぎつつも、それまでとは大きく異なる車両の登場へと繋がりました。
こうして登場したのが50000形(VSE)であり、その斬新なデザインは当時賛否両論を呼んだものの、小田急の顔として定着していきました。
真っ白でシンプルなデザインは意外と目立ち、登場直後からそのインパクトは絶大でした。
VSEの成功を受けて、続いて登場した60000形(MSE)も岡部憲明氏のデザインとなりました。
東京メトロ千代田線に直通することや、分割併合を行うという難しい条件が加わったものの、全体がメタリック系の青とされた車体は、VSEとは違う衝撃を与えました。
現在はJR東海の御殿場線にも直通運転を行っており、愛称のとおりマルチな活躍をしています。
そして、最新のロマンスカーである70000形(GSE)も岡部憲明氏のデザインです。
VSEと比べた場合、現実的な仕様とはなっていますが、それらを上手くまとめあげています。
リニューアルを行ってEXEαとなった30000形も含めて、現役のロマンスカーのほとんどが統一感のあるデザインとなり、ロマンスカーといえば岡部憲明氏のデザインという時代になりつつあります。
次のロマンスカーがいつ頃登場するかは分かりませんが、岡部憲明氏は既に70歳を超えており、第一線から退く日もいつかは訪れるでしょう。
統一感のある個性的な車両が揃った反面、それに異質な車両を組み込むことは、相当な覚悟が必要となりつつあります。
このような状況となりつつある中で、小田急がロマンスカーのデザインを今後どのようにしていくのかという点は、興味深いところです。
ロマンスカーには統一感が生まれたものの、確立されたイメージがかなり強くなっている面もあり、現在の流れをいつまで続けるのかについては、個人的に気になっているのです。
それが良いのか悪いのかという面を論じたいわけではなく、いつまでも続けられないことだけは確かであり、その時にどうするのだろうというのを、小田急ファンとしては少し心配しています。
VSEが置き換えられるタイミングでは、岡部憲明氏がデザインした車両を、岡部憲明氏がデザインした車両で置き換えるということも起きるかもしれません。
しばらくは通勤型車両の置き換えが続きそうですが、それが落ち着く頃には次の動きがどうなるのか見えてくるのかもしれませんね。
次の車両がどんなデザインになるのか、今からそれを楽しみに待ちたいと思います。
30000形のリニューアルや、箱根登山鉄道のアレグラ号でもデザインを担当しており、活躍の場は小田急グループ全体に広がりました。
現在は運行するロマンスカーのほとんどが岡部憲明氏のデザインとなり、ブランド力の向上に寄与しています。
50000形から始まった岡部憲明氏のデザイン
30000形(EXE)でロマンスカーのブランド力を下げてしまった小田急は、新しい車両でロマンスカーブランドの復権を目指していました。そこで起用されたのが岡部憲明氏であり、ロマンスカーの伝統を受け継ぎつつも、それまでとは大きく異なる車両の登場へと繋がりました。
こうして登場したのが50000形(VSE)であり、その斬新なデザインは当時賛否両論を呼んだものの、小田急の顔として定着していきました。
真っ白でシンプルなデザインは意外と目立ち、登場直後からそのインパクトは絶大でした。
VSEの成功を受けて、続いて登場した60000形(MSE)も岡部憲明氏のデザインとなりました。
東京メトロ千代田線に直通することや、分割併合を行うという難しい条件が加わったものの、全体がメタリック系の青とされた車体は、VSEとは違う衝撃を与えました。
現在はJR東海の御殿場線にも直通運転を行っており、愛称のとおりマルチな活躍をしています。
そして、最新のロマンスカーである70000形(GSE)も岡部憲明氏のデザインです。
VSEと比べた場合、現実的な仕様とはなっていますが、それらを上手くまとめあげています。
リニューアルを行ってEXEαとなった30000形も含めて、現役のロマンスカーのほとんどが統一感のあるデザインとなり、ロマンスカーといえば岡部憲明氏のデザインという時代になりつつあります。
今後も岡部憲明氏のデザインは続くのか
このようにして統一感のあるロマンスカーが揃った小田急ですが、それは同時に変わることの難しさも生み出しつつあるように思います。次のロマンスカーがいつ頃登場するかは分かりませんが、岡部憲明氏は既に70歳を超えており、第一線から退く日もいつかは訪れるでしょう。
統一感のある個性的な車両が揃った反面、それに異質な車両を組み込むことは、相当な覚悟が必要となりつつあります。
このような状況となりつつある中で、小田急がロマンスカーのデザインを今後どのようにしていくのかという点は、興味深いところです。
ロマンスカーには統一感が生まれたものの、確立されたイメージがかなり強くなっている面もあり、現在の流れをいつまで続けるのかについては、個人的に気になっているのです。
それが良いのか悪いのかという面を論じたいわけではなく、いつまでも続けられないことだけは確かであり、その時にどうするのだろうというのを、小田急ファンとしては少し心配しています。
VSEが置き換えられるタイミングでは、岡部憲明氏がデザインした車両を、岡部憲明氏がデザインした車両で置き換えるということも起きるかもしれません。
しばらくは通勤型車両の置き換えが続きそうですが、それが落ち着く頃には次の動きがどうなるのか見えてくるのかもしれませんね。
おわりに
昔ながらのロマンスカーも良いものですが、岡部憲明氏がデザインしたロマンスカーには、それとは違った魅力が沢山詰まっています。次の車両がどんなデザインになるのか、今からそれを楽しみに待ちたいと思います。
コメント
コメント一覧 (1)
まぁどれもカッコイイんで嫌いでは無いですし、GKのE233、奥山の16000と並んでも遜色ない5000のカッコ良さは社内デザイナーの意地を感じますので、今後も十分期待できるかと
ワタシダ
がしました