1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1092Fの概要

10両の2次車として登場した編成で、全3編成が増備された中の最初の編成です。
登場当時の小田急では10両固定編成が珍しく、1092Fが2本目の登場となっています。

複々線化以外に抜本的な混雑緩和策がない状況の中、中間に入る先頭車をなくすことで、少しでも収容スペースを増やそうとしていた時期であり、営団地下鉄(東京メトロ)千代田線への直通運用に限定して使用することで、10両固定編成とすることが可能になりました。

10両固定編成の2次車は、1次車の1091Fと8両の1081Fの中間のような仕様となっており、1091Fとは多少仕様の違いがあります。
4両や6両の1000形との違いは、電気連結器を省略していることや、車内にLEDスクロール式の案内表示装置が搭載されている点が目立ちます。

1092Fは10両固定編成で最後まで未更新で残った編成で、他の3編成が早期にリニューアルを行ったこともあり、人気の編成となりました。
現在は各駅停車から優等列車まで使用され、幅広く活躍しています。

編成表

クハ1092-デハ1042-デハ1142-サハ1192-サハ1292-デハ1242-デハ1342-サハ1392-デハ1442-クハ1492
※左側が新宿方

製造区分

クハ1092:2次車
デハ1042:2次車
デハ1142:2次車
サハ1192:2次車
サハ1292:2次車
デハ1242:2次車
デハ1342:2次車
サハ1392:2次車
デハ1442:2次車
クハ1492:2次車

製造所

クハ1092:川崎重工業
デハ1042:川崎重工業
デハ1142:川崎重工業
サハ1192:川崎重工業
サハ1292:川崎重工業
デハ1242:川崎重工業
デハ1342:川崎重工業
サハ1392:川崎重工業
デハ1442:川崎重工業
クハ1492:川崎重工業

竣功日

クハ1092:1992年11月24日
デハ1042:1992年11月24日
デハ1142:1992年11月24日
サハ1192:1992年11月24日
サハ1292:1992年11月24日
デハ1242:1992年11月24日
デハ1342:1992年11月24日
サハ1392:1992年11月24日
デハ1442:1992年11月24日
クハ1492:1992年11月24日

1092Fの写真

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