1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1059Fの概要

1988年の後半に4両の2次車として登場した編成で、1次車とは異なり営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線への直通運転に対応した仕様となりました。
1次車の4両は8編成の大所帯ですが、2次車は3編成と少なめのグループです。

千代田線に乗り入れるための機器は、10両固定編成の2次車が登場する際に外され、小田急線内専用の編成となっています。
同時期に機器を取り外した編成の一部は、再度乗り入れ用に改造されましたが、1059Fの場合は末尾の番号が揃う6両がいないこともあり、直通運用への復帰はしませんでした。

小田急線内では、他の4両と組んだ8両の各停や、優等列車の新宿方に繋がれて活躍してきましたが、2009年3月にレーティッシュカラーのラッピングを行い、それ以降は主に箱根登山線内を往復する運用に充当されています。
2020年8月には、台風の被害で一部の区間が運休となっていた、箱根登山鉄道の全線での運転再開を記念し、1059Fが小田急全線を走る運用に充当され、沿線に話題を提供しました。

編成表

クハ1059-デハ1009-デハ1109-クハ1159
※左側が新宿方

製造区分

クハ1059:2次車
デハ1009:2次車
デハ1109:2次車
クハ1159:2次車

製造所

クハ1059:川崎重工業
デハ1009:川崎重工業
デハ1109:川崎重工業
クハ1159:川崎重工業

竣功日

クハ1059:1988年9月28日
デハ1009:1988年9月28日
デハ1109:1988年9月28日
クハ1159:1988年9月28日

1059Fの写真

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