通勤型車両とは異なり、3000形から東洋電機製造の主電動機(モーター)を採用した小田急のロマンスカー。
伝統的に三菱電機の主電動機を搭載する通勤型車両に対して、ロマンスカーは異なるという特徴があったのです。
しかし、7000形からは2種類の主電動機を採用するようになり、それもやがて終わりを迎えました。
通勤型車両とロマンスカーで主電動機のメーカーが異なる、そんな法則がここで生まれたのです。
この法則は3100形でも踏襲されますが、7000形からはメーカーが異なる2種類の主電動機が採用されるようになり、50000形からは再び形式内での統一が図られました。
各形式が搭載した主電動機は以下のとおりです。
3000形:TDK806/1-A
3100形:TDK807-A
7000形:TDK8420-A・MB-3262-A
10000形:TDK8420-A・MB-3262-A
20000形:TDK8420-A・MB-3262-A
30000形:TDK6335-A・MB-5065-A
50000形:MB-5110-A
60000形:MB-5123-A2
70000形:MB-5157-A
TDKで始まるものが東洋電機製造、MBで始まるものが三菱電機です。
3000形から東洋電機製造、7000形から30000形までは2種類が混在、50000形からは三菱電機に統一されていることが分かります。
面白い点としては、7000形から20000形までが全く同じ主電動機を使っていることで、安定した足回りだったことがうかがえます。
他社ではメーカーが混在することが多い主電動機ですが、小田急では珍しいケースです。
理由は定かではありませんが、最終的にロマンスカーも三菱電機に統一されていることから、メーカーへの配慮なのではないでしょうか。
3000形と3100形で東洋電機製造の主電動機を採用したものの、大人の事情があって2種類を混在させる状況となり、最終的には三菱電機に統一、過去から現在までの流れを追うとそんな状況が想像できます。
ちなみに、リニューアルされた30000形はMB-5174-Aに主電動機が交換されており、三菱電機に統一されようとしています。
20000形までは引退していますから、いよいよメーカーが統一されようとしているようです。
どの車両がどちらを搭載しているかは分からないため、既に東洋電機製造の主電動機は消滅しているかもしれませんね。
多くの形式が引退し、ロマンスカーといえば東洋電機製造の主電動機という法則も消えようとしているようですね。
伝統的に三菱電機の主電動機を搭載する通勤型車両に対して、ロマンスカーは異なるという特徴があったのです。
しかし、7000形からは2種類の主電動機を採用するようになり、それもやがて終わりを迎えました。
3000形から70000形までの各形式が搭載した主電動機
ロマンスカーの基礎となった3000形は、通勤型車両と異なる東洋電機製造の主電動機を採用しました。通勤型車両とロマンスカーで主電動機のメーカーが異なる、そんな法則がここで生まれたのです。
この法則は3100形でも踏襲されますが、7000形からはメーカーが異なる2種類の主電動機が採用されるようになり、50000形からは再び形式内での統一が図られました。
各形式が搭載した主電動機は以下のとおりです。
3000形:TDK806/1-A
3100形:TDK807-A
7000形:TDK8420-A・MB-3262-A
10000形:TDK8420-A・MB-3262-A
20000形:TDK8420-A・MB-3262-A
30000形:TDK6335-A・MB-5065-A
50000形:MB-5110-A
60000形:MB-5123-A2
70000形:MB-5157-A
TDKで始まるものが東洋電機製造、MBで始まるものが三菱電機です。
3000形から東洋電機製造、7000形から30000形までは2種類が混在、50000形からは三菱電機に統一されていることが分かります。
面白い点としては、7000形から20000形までが全く同じ主電動機を使っていることで、安定した足回りだったことがうかがえます。
なぜ2種類の主電動機が採用されたのか
同一性能の主電動機とはいえ、7000形から30000形までは、なぜ2種類の主電動機が採用されたのでしょうか。他社ではメーカーが混在することが多い主電動機ですが、小田急では珍しいケースです。
理由は定かではありませんが、最終的にロマンスカーも三菱電機に統一されていることから、メーカーへの配慮なのではないでしょうか。
3000形と3100形で東洋電機製造の主電動機を採用したものの、大人の事情があって2種類を混在させる状況となり、最終的には三菱電機に統一、過去から現在までの流れを追うとそんな状況が想像できます。
ちなみに、リニューアルされた30000形はMB-5174-Aに主電動機が交換されており、三菱電機に統一されようとしています。
20000形までは引退していますから、いよいよメーカーが統一されようとしているようです。
どの車両がどちらを搭載しているかは分からないため、既に東洋電機製造の主電動機は消滅しているかもしれませんね。
おわりに
2種類を混在させながら、三菱電機に主電動機を統一してきた小田急。多くの形式が引退し、ロマンスカーといえば東洋電機製造の主電動機という法則も消えようとしているようですね。
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