1988年に営業運転を開始した小田急1000形。
小田急1000形全編成ガイドでは、各編成ごとの特徴やデータをまとめています。

1051Fの概要

4両の1次車として1987年に登場した編成で、初期に8編成が一気に登場した際の1編成です。
営団地下鉄(現在の東京メトロ)千代田線には乗り入れない編成で、小田急と箱根登山線内で使われています。

各停の8両化用として登場したため、登場時は8両での運用が基本で、他形式との併結運用もありませんでした。
登場当初は充当される列車が少なく、かなり限られた使い方でのスタートで、1000形の走行機会はあまり多くなかったのです。

その後も8両での運用が基本でしたが、2003年度にクヤ31形の牽引車として使えるように改造され、小田原方の先頭車であるクハ1151はスカートの形状が他の編成と異なっています。
これが1051Fの最大の特徴となっていますが、8両や10両を組む際は新宿方に配置されることが多いため、このクハ1151が先頭に立つ機会はあまり多くありません。

3000形が登場した後は、10両の新宿方に繋がっていることが多く、優等列車を中心とした活躍となりました。
未更新のままで残っていることから、今後の去就が心配される編成です。

編成表

クハ1051-デハ1001-デハ1101-クハ1151
※左側が新宿方

製造区分

クハ1051:1次車
デハ1001:1次車
デハ1101:1次車
クハ1151:1次車

製造所

クハ1051:東急車輛製造
デハ1001:東急車輛製造
デハ1101:東急車輛製造
クハ1151:東急車輛製造

竣功日

クハ1051:1987年12月23日
デハ1001:1987年12月23日
デハ1101:1987年12月23日
クハ1151:1987年12月23日

1051Fの写真

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