1982年から1987年にかけて、合計160両が製造された小田急8000形。
2002年度からは全編成が順次リニューアルされ、現在も多くの編成が現役で活躍しています。
リニューアル前は寒色系だった内装は、明るい暖色系に変更されていますが、登場時から暖色系だった編成も一部に存在します。
内装についても従来の車両とは異なっており、化粧板はライトグリーン、座席はブルー、床はグリーンという寒色系の配色は踏襲しつつも、網目の模様が入ったものとされました。
その他にも、貫通路は狭い幅の扉が設置されたものとなり、天井のレイアウトも変更されたことで、従来の車両とはだいぶ違ったイメージに仕上がっています。
無地の内装ばかりの時代において、8000形は寒色系ながら洗練されたイメージとなっており、1000形以降に繋がる過渡期の内装だったといえるでしょう。
仕様変更後の内装は暖色系が採用され、化粧板がホワイトベージュ、座席はワインレッド、床はグレーとなっており、後に登場する1000形に近いものとされています。
8000形で暖色系の内装を採用したのは、以下の4編成です。
8064F:1987年2月2日
8266F:1987年2月25日
8065F:1987年10月7日
8066F:1987年10月10日
竣功日順に並べるとこのようになっており、4両が3編成、6両が1編成です。
興味深いことは、製造区分とは関係がない変更となっていることで、4両は4次車の最後、6両は6次車の最後の編成からとなっており、1000形の登場に関連して急遽変更されたのかもしれません。
この内装は色味が若干1000形とは異なっており、8000形でしか見ることができないものでした。
他とは違う内装で活躍したこれらの編成でしたが、リニューアルによって他の編成との違いがなくなり、2011年度に8065Fがリニューアルを終えたことで登場時の内装は過去のものとなりました。
増備の途中で暖色系に変更されたことが、まさに過渡期であったことを物語っていますね。
2002年度からは全編成が順次リニューアルされ、現在も多くの編成が現役で活躍しています。
リニューアル前は寒色系だった内装は、明るい暖色系に変更されていますが、登場時から暖色系だった編成も一部に存在します。
内装の過渡期に登場した8000形
前面のデザインを一新し、1982年に登場した8000形は、様々な部分で従来の車両とは異なっていました。内装についても従来の車両とは異なっており、化粧板はライトグリーン、座席はブルー、床はグリーンという寒色系の配色は踏襲しつつも、網目の模様が入ったものとされました。
その他にも、貫通路は狭い幅の扉が設置されたものとなり、天井のレイアウトも変更されたことで、従来の車両とはだいぶ違ったイメージに仕上がっています。
無地の内装ばかりの時代において、8000形は寒色系ながら洗練されたイメージとなっており、1000形以降に繋がる過渡期の内装だったといえるでしょう。
登場時から暖色系だった4編成
寒色系の内装で登場した8000形でしたが、増備の終盤で仕様変更が行われました。仕様変更後の内装は暖色系が採用され、化粧板がホワイトベージュ、座席はワインレッド、床はグレーとなっており、後に登場する1000形に近いものとされています。
8000形で暖色系の内装を採用したのは、以下の4編成です。
8064F:1987年2月2日
8266F:1987年2月25日
8065F:1987年10月7日
8066F:1987年10月10日
竣功日順に並べるとこのようになっており、4両が3編成、6両が1編成です。
興味深いことは、製造区分とは関係がない変更となっていることで、4両は4次車の最後、6両は6次車の最後の編成からとなっており、1000形の登場に関連して急遽変更されたのかもしれません。
この内装は色味が若干1000形とは異なっており、8000形でしか見ることができないものでした。
他とは違う内装で活躍したこれらの編成でしたが、リニューアルによって他の編成との違いがなくなり、2011年度に8065Fがリニューアルを終えたことで登場時の内装は過去のものとなりました。
おわりに
寒色系と暖色系の内装の過渡期に生まれた8000形。増備の途中で暖色系に変更されたことが、まさに過渡期であったことを物語っていますね。
コメント
コメント一覧 (2)
東武でも5070系の途中から内装が変更されました。吊り掛けモーターの音とのアンバランスが何とも言えませんでした。その後8000系車体更新車が同様の内装になりました。
ワタシダ
がしました
途中でワインレッドのバケットシートに交換されました。
ワタシダ
がしました