形式や両数によって、ある程度細かく分かれている小田急の車両運用。
昔は形式ごとにかなり細かく分かれていましたが、近年はだいぶ整理されました。
今回は現在小田急に在籍する各形式の編成数を整理し、どのように運用と関係しているのかをまとめてみたいと思います。
まずは各形式ごとの編成数を整理してみましょう。
【8000形】
4両:16編成
6両:13編成
【1000形】
4両:13編成
6両:8編成
10両:7編成
【2000形】
8両:9編成
【3000形】
6両:27編成
8両:8編成
10両:12編成
【4000形】
10両:16編成
【5000形】
10両:6編成
まだ運用に入っていない編成は除外し、休車になっている編成は含めています。
5000形の登場によって、10両固定編成が増えてきていることが分かります。
詳細は以下のとおりです。
【4両】
111~114:4運用
【6両】
A11~A22:12運用
A31~A44:14運用
【8両】
B11~B27:17運用
【10両】
C11~C23:13運用
E11~E42:32運用
E61~E72:12運用
このようになっており、6両と10両は多少分かれているものの、昔に比べればかなりシンプルなものとなりました。
両数ごとに運用数をまとめると、以下のとおりとなります。
4両:4運用
6両:26運用
8両:17運用
10両:57運用
続いては、両数ごとに何編成が存在しているかをまとめてみましょう。
4両:29編成
6両:48編成
8両:17編成
10両:41編成
ここまでが整理できたので、今度は両数ごとの運用数から、そのままの編成数で運用できる分を引いて、足りない編成数を明らかにします。
括弧内は余る編成数です。
4両:0編成(25編成)
6両:0編成(22編成)
8両:0編成(0編成)
10両:16編成(0編成)
単純に整理するとこのようになり、8両に関しては運用数と編成数が完全に一致する状態です。
10両については、そのままだと運用数に対して必要な編成数が足りない状態となっています。
ここで必要となるのが4両と6両を併結した10両編成で、さらに整理してみましょう。
4両:0編成(9編成)
6両:0編成(6編成)
8両:0編成(0編成)
10両:0編成(0編成)
4両が9編成、6両が6編成、それぞれ余りますが、休車となっている編成を除くと、4両が8編成、6両が5編成余っている状態といえます。
さらに、リニューアルで10両が1編成離脱しますから、実質的には4両が7編成、6両が4編成の余りとなります。
4両のほうが編成数が多いのは、4両を2編成併結して8両の代走を行うためです。
クヤ31形の牽引車となる分も考慮すると、3編成多い理由が見えてきますね。
何らかの事情で8両の代走が2本となった場合にも、対応できるようになっているといえます。
というのも、8両の運用は10両で代走することが可能な状況となっているため、あえて4両で8両を組成する理由がなくなりつつあるからです。
1000形の廃車が進められていることには、運用がシンプルになってきたことも関係しているのかもしれませんね。
昔は形式ごとにかなり細かく分かれていましたが、近年はだいぶ整理されました。
今回は現在小田急に在籍する各形式の編成数を整理し、どのように運用と関係しているのかをまとめてみたいと思います。
各形式ごとの最新の編成数
通勤型車両の置き換えが始まり、8000形や1000形の一部に廃車が発生、日々5000形が増えている状況ですが、2021年5月23日現在の編成数で整理したいと思います。まずは各形式ごとの編成数を整理してみましょう。
【8000形】
4両:16編成
6両:13編成
【1000形】
4両:13編成
6両:8編成
10両:7編成
【2000形】
8両:9編成
【3000形】
6両:27編成
8両:8編成
10両:12編成
【4000形】
10両:16編成
【5000形】
10両:6編成
まだ運用に入っていない編成は除外し、休車になっている編成は含めています。
5000形の登場によって、10両固定編成が増えてきていることが分かります。
2021年3月13日のダイヤ改正以降の運用数
続いては、最新の運用がどうなっているのかを整理してみましょう。詳細は以下のとおりです。
【4両】
111~114:4運用
【6両】
A11~A22:12運用
A31~A44:14運用
【8両】
B11~B27:17運用
【10両】
C11~C23:13運用
E11~E42:32運用
E61~E72:12運用
このようになっており、6両と10両は多少分かれているものの、昔に比べればかなりシンプルなものとなりました。
各形式の編成数と運用の関係
各形式の編成数と運用数を整理したところで、今度はこれらの関係を見ていきましょう。両数ごとに運用数をまとめると、以下のとおりとなります。
4両:4運用
6両:26運用
8両:17運用
10両:57運用
続いては、両数ごとに何編成が存在しているかをまとめてみましょう。
4両:29編成
6両:48編成
8両:17編成
10両:41編成
ここまでが整理できたので、今度は両数ごとの運用数から、そのままの編成数で運用できる分を引いて、足りない編成数を明らかにします。
括弧内は余る編成数です。
4両:0編成(25編成)
6両:0編成(22編成)
8両:0編成(0編成)
10両:16編成(0編成)
単純に整理するとこのようになり、8両に関しては運用数と編成数が完全に一致する状態です。
10両については、そのままだと運用数に対して必要な編成数が足りない状態となっています。
ここで必要となるのが4両と6両を併結した10両編成で、さらに整理してみましょう。
4両:0編成(9編成)
6両:0編成(6編成)
8両:0編成(0編成)
10両:0編成(0編成)
4両が9編成、6両が6編成、それぞれ余りますが、休車となっている編成を除くと、4両が8編成、6両が5編成余っている状態といえます。
さらに、リニューアルで10両が1編成離脱しますから、実質的には4両が7編成、6両が4編成の余りとなります。
4両のほうが編成数が多いのは、4両を2編成併結して8両の代走を行うためです。
クヤ31形の牽引車となる分も考慮すると、3編成多い理由が見えてきますね。
何らかの事情で8両の代走が2本となった場合にも、対応できるようになっているといえます。
おわりに
個人的に気になっていることは、今後も8両の予備車を用意しておくのかという点です。というのも、8両の運用は10両で代走することが可能な状況となっているため、あえて4両で8両を組成する理由がなくなりつつあるからです。
1000形の廃車が進められていることには、運用がシンプルになってきたことも関係しているのかもしれませんね。
コメント
コメント一覧 (60)
ワタシダ
がしました
編成長は組み換えにより調整できますが、小田急はこれには消極的になっていると感じます。将来を考えるなら組み換えやすい車両機器と編成の構成を検討しておくべきでしょう。
省エネルギーを指向して回生制動の役割が大きくなっています。従来のように先頭車両を付随車、中間車両を電動車とする構成はブレーキの効きが偏る短所があります。JR西日本ではすでに駆動軸を分散させる方針を採用しています。これと併せて組み換えやすい編成構成というのを検討できると思います。
ワタシダ
がしました
JRの場合、線区ごとに見れば、車両運用は割と単純。同じスペックの編成を大量に用意し、同じダイヤ上で順番に走らせているように見えます。山手線、京浜東北線、中央総武各停線、埼京線、、。だから、車両の更新も、同時期に更新時期がくるものを一気に進められるのでしょう。遥か昔、101,103系の導入で標準化を図ってからの流れ。
私鉄の場合は、恐らく資金的な体力的に難しい面があるのではないでしょうか。憶測ですが。あと、地下鉄直通用のAAA基準や、メトロ・JRの信号システムに応じた、高スペックの車両の必要数は限られるし、長い沿線の都心側と終焉側での利用状況もことなるので、全線全車10両編成、というのも明らかに過剰。 その辺のバランスの取り方、の問題だと思います。
ワタシダ
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しっかし10両固定率が100%になるにはあと何年かかるのやら。
ワタシダ
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通勤電車はすべて4000形に、ロマンスカーはすべてMSEにすれば良いと思うのです。
小田急側にとってのメリットは、車両車種が揃うことで、メンテの手間が省けます。
また、同じ形式の車両を大量発注することで、車両製造費を押さえることが出来ます。
ワタシダ
がしました
今年度増備の5000形によって6ドア車を含む1000形が廃車となっても4+6両が10両に置き換わるだけで予備車は変わらないので、この置き換えで一段落するかもしれませんね。
ワタシダ
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ワタシダ
がしました
少なくとも半蔵門線では各社とも3本ずつ予備車がある状態ですから、最低でも3編成ぐらいは必要であることが伺えます。
ちなみに現行のダイヤを見て分かること、それは4両がかなり過剰気味であることで、1000形の未更新車に廃車が出とる理由も何となく想像できます。やはり、10両固定運用が全体的に少ないため、6+4両の分割編成はまだしばらくは残りそうです。
ところで、話は変わりますが、先日の投稿について様々なコメントが投稿されたかと思います。投稿者さんのおっしゃる通り、これからも皆さんに楽しめるようなコメントや返信を心がけられたらと思いますので、その点について私も心がけるようにしたいと思うてます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
以上、長文になってまい申し訳ありませんでした。
ワタシダ
がしました
運用削減か、3000形1,2次車代替を兼ねた5000形6両投入をする。8000形を多少延命する。1000形6両にリニューアルを施す
のいずれかをいずれ実施する必要に迫られていますね…。
ワタシダ
がしました