通勤型車両の置き換えが進められている小田急ですが、5000形の5057Fが営業運転を開始したことに合わせて、新たな動きがありました。
5057Fと入れ替えで置き換えられると思われる編成が休車となり、廃車へのカウントダウンが始まってしまったようです。

1000形の1059Fと1753Fの気になる動き

5000形の5057Fが、2021年6月16日より営業運転を開始しました。
日本車輌製造で製造された初めての5000形で、これまでの編成と同様の10両固定編成となっています。

5057Fの営業運転に合わせて、1000形の1059Fと1753Fに気になる動きがあり、1753Fは休車になったとみられます。
新しい編成が運用を開始すると、同じ両数の車両に動きがあるというのが最近の基本パターンとなっており、今回も同様となったようです。

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1059Fはレーティッシュカラーとされている編成で、6月14日に大野総合車両所に回送され、営業運転には入っていません。
休車にはまだなっていないようですが、気になる動きです。
2020年8月に小田急全線を元気に走り回った編成でしたが、赤い1000形の先頭を切って置き換えられる可能性がありそうです。

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1753Fはワイドドア車として3編成目に営業運転から外れる編成となりました。
4両から6両に組み替えられた最初の編成で、1次車の1551Fと1552Fを組み合わせて誕生した編成です。

未更新車の置き換えはどのような状況なのか

5000形の登場によって数を減らす1000形の未更新車ですが、最新の状況をまとめてみたいと思います。
簡単に表現すると、置き換えは次のステージへと確実に移りつつあります。

まず、仮にレーティッシュカラーの編成が休車や廃車となった場合、これらの編成だけは残るという可能性がなくなることを意味します。
他の4両編成と同様に、特別扱いはされずに廃車が進められる可能性が高くなるでしょう。

ワイドドア車については、今回3編成目の休車が発生したことで、営業運転を行うのは残り3編成となり、最盛期から半減した状態となりました。
いよいよ狙わなければ出会えない車両となりつつあります。

今回の休車によって、営業運転を行う可能性がある1000形の未更新車は、4両が5編成、6両が3編成、ワイドドア車が3編成まで減少した状況となっています。
1059Fの動向が気になりますが、遅れて休車となる可能性もあるため、注意が必要です。

おわりに

次々に営業運転から外れ、見かける機会が激減しつつある1000形の未更新車。
小田急線上から完全に消える日は、少しずつ、確実に近付きつつあるようです。