最近はあまり見ることができなくなった、小田急の異形式による併結運転。
分割併合が盛んだった頃は、在籍する多種多様な形式が併結運転を行っており、数多くのバリエーションがありました。
今回の記事では、大型車の10両編成で現在までに見ることができた併結パターンを全て洗い出し、そのバリエーションの豊富さを振り返りたいと思います。
この時点で在籍していたのは、2600形、4000形、5000形、9000形、8000形、1000形の6形式でした。
これらの6形式は、2600形に逆10両が禁止という制限はあったものの、全ての形式同士が併結運転をすることが可能となっており、分割併合によって1日に何度もペアを変えながら走行していました。
その後登場した2000形は、併結運転を想定しない8両固定編成で登場しますが、続いて登場した3000形では6両編成が多く増備され、併結パターンはさらに増えることとなります。
3000形が加わってから、2600形や4000形が形式消滅するまでの期間が最も10両の併結パターンが多く、見ていて楽しい時期でした。
運転する側は大変だったでしょうから、この頃は大変な苦労があったのではないでしょうか。
同形式での組み合わせも含めて、全てを一覧にしてまとめてみましょう。
左側が4両、右側が6両で、逆10両は同じ組み合わせになるので無視しています。
・4000形+2600形
・4000形+4000形
・4000形+5000形
・4000形+9000形
・4000形+8000形
・4000形+1000形
・4000形+3000形
・5000形+2600形
・5000形+4000形
・5000形+5000形
・5000形+9000形
・5000形+8000形
・5000形+1000形
・5000形+3000形
・9000形+2600形
・9000形+4000形
・9000形+5000形
・9000形+9000形
・9000形+8000形
・9000形+1000形
・9000形+3000形
・8000形+2600形
・8000形+4000形
・8000形+5000形
・8000形+9000形
・8000形+8000形
・8000形+1000形
・8000形+3000形
・1000形+2600形
・1000形+4000形
・1000形+5000形
・1000形+9000形
・1000形+8000形
・1000形+1000形
・1000形+3000形
これらの各形式は分割併合を繰り返し、1日の中で何回も併結相手を変えて走っていました。
3000形によって車両の置き換えが進むと、徐々に併結パターンは減少していき、分割併合がなくなった後は極力同形式で組むようになっていきました。
これだけの組み合わせがあると、相性が悪い形式同士もあり、時には最悪な乗り心地を提供してくれることもありました。
しかし、できる限りショックがないように運転士の方々は頑張って運転しており、異形式が繋がっていることを感じさせない時もありました。
運転する側にとってはとても良い状況となりましたが、趣味的には少し寂しくも感じてしまいますね。
分割併合が盛んだった頃は、在籍する多種多様な形式が併結運転を行っており、数多くのバリエーションがありました。
今回の記事では、大型車の10両編成で現在までに見ることができた併結パターンを全て洗い出し、そのバリエーションの豊富さを振り返りたいと思います。
全ての形式が併結運転可能だった平成初期の小田急
1989年に2400形が形式消滅し、小田急の通勤型車両は大型車に統一されました。この時点で在籍していたのは、2600形、4000形、5000形、9000形、8000形、1000形の6形式でした。
これらの6形式は、2600形に逆10両が禁止という制限はあったものの、全ての形式同士が併結運転をすることが可能となっており、分割併合によって1日に何度もペアを変えながら走行していました。
その後登場した2000形は、併結運転を想定しない8両固定編成で登場しますが、続いて登場した3000形では6両編成が多く増備され、併結パターンはさらに増えることとなります。
3000形が加わってから、2600形や4000形が形式消滅するまでの期間が最も10両の併結パターンが多く、見ていて楽しい時期でした。
運転する側は大変だったでしょうから、この頃は大変な苦労があったのではないでしょうか。
全35種類の併結パターン
大型車の併結パターンが最も多かった時期は、全35種類の組み合わせがありました。同形式での組み合わせも含めて、全てを一覧にしてまとめてみましょう。
左側が4両、右側が6両で、逆10両は同じ組み合わせになるので無視しています。
・4000形+2600形
・4000形+4000形
・4000形+5000形
・4000形+9000形
・4000形+8000形
・4000形+1000形
・4000形+3000形
・5000形+2600形
・5000形+4000形
・5000形+5000形
・5000形+9000形
・5000形+8000形
・5000形+1000形
・5000形+3000形
・9000形+2600形
・9000形+4000形
・9000形+5000形
・9000形+9000形
・9000形+8000形
・9000形+1000形
・9000形+3000形
・8000形+2600形
・8000形+4000形
・8000形+5000形
・8000形+9000形
・8000形+8000形
・8000形+1000形
・8000形+3000形
・1000形+2600形
・1000形+4000形
・1000形+5000形
・1000形+9000形
・1000形+8000形
・1000形+1000形
・1000形+3000形
これらの各形式は分割併合を繰り返し、1日の中で何回も併結相手を変えて走っていました。
3000形によって車両の置き換えが進むと、徐々に併結パターンは減少していき、分割併合がなくなった後は極力同形式で組むようになっていきました。
これだけの組み合わせがあると、相性が悪い形式同士もあり、時には最悪な乗り心地を提供してくれることもありました。
しかし、できる限りショックがないように運転士の方々は頑張って運転しており、異形式が繋がっていることを感じさせない時もありました。
おわりに
最近は車両の性能も揃えられており、異形式の併結でも昔ほどのショックを感じることはなくなりました。運転する側にとってはとても良い状況となりましたが、趣味的には少し寂しくも感じてしまいますね。
コメント
コメント一覧 (32)
それから、昭和55年頃だと思いますが、4両+2両+4両の10両編成を時々見ましたが、短期間でなくなってしまったようです。何か問題があったのでしょうかね?
ワタシダ
がしました
9000形4連+5200形6連は同じ電磁直通ブレーキですか、相性が良くなかったと書いてありました。長文スミマセン。
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ちょっと息抜きにどうぞ(はぁと
ワタシダ
がしました
ワタシダ
がしました
ということでそのうち
「逆10両はいつまであったのか?」
が記事になるのではと楽しみにしてます!
という私も過去資料を見ないと定かじゃ無い。早朝の江ノ島線上り同士の連結が原因で、その折り返しが大野から4両の小田原急行になる激混み列車で、90年代はじめも迷惑なことにまだあったが、いつまであったけかな?
ワタシダ
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話が少し逸れてしまいますが、私が就職した頃は2400形もまだ走っており、他形式との併結は車体幅の違いも分かって楽しいものでした。特に9000形は2400形の側から見ても分かりました。
ワタシダ
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ワタシダ
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個人的には5000+3000の連結は、衝撃的でした。自動放送が5000側でも流れているのも新鮮でしたね。
3000と1000の連結は相性が悪く、引っ張り合いみたいな乗り心地だったのを覚えています。運転士さん達の工夫により、徐々に改善しましたが。
連結相手を乗りながらにして当てられると嬉しかったのも覚えています。興味深い考察をありがとうございました。
ワタシダ
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一方、関東以外では名鉄や近鉄、南海、阪急などで見られ、阪神はなんば線及び近鉄奈良線直通の快速急行の一部で見られます。また、JRでは湘南新宿ラインや上野東京ライン、京阪神地区の新快速、札幌・東北・東海エリアなど各地でこうした光景が見られます。
ワタシダ
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ワタシダ
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車種自体が多かったのもありますが組み合わせのパターンがとても多く見ていて面白いので子供の頃は一日中踏切に張り付いていて両親によく呆れられたものです。
現在は
8000+3000
1000+3000
ここに3000が何次車かという違いだけになりましたね。
ワタシダ
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6両編成は、2600形と3000形が合わせて12本,4000形10本,5000形20本,9000形9本,8000形16本,1000・1700形合計8本の計75本
4両編成は、4000形8本,5000形15本,9000形実質3本,8000形16本,1000・1500形25本の計67本で
10両編成優等列車では編成だけ見ると5025通りの組み合わせがあったことになります。
このうち同形式の組み合わせは789通りで、同形式が来る確率は15.7%程度でした(最も千代田線の運用云々の話もあるので実際は違うと思いますが。)
今は、休車を除き、6両編成が8000形が13本、1000形が7本、3000形が27本います。
4両編成は、休車を除き8000形は16本、1000形は未更新4本、更新が7本います。
10両編成の組み合わせだと、併結できない、しない編成があることを考慮して計算し、508通りの編成の組み合わせが見られます。
最も、1000形同志の組み合わせが実質消滅したことを考えると505通りになりますが。
このうち同形式の組み合わせは208通り。
10両編成の併結列車では41.2%の確率で同形式の組み合わせが見られることになります。
こうしてみると、固定編成化が進んだことがよくわかりますよね…。
ワタシダ
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ワタシダ
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9000や晩年の4000と他形式、3000とHSC車が併結すると前後衝動が酷かったです。
中型車が現役だったころは分割案内板がEまであったのもとても懐かしいです。
ワタシダ
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同形式でなく異形式での併結を見てるだけでもなかなかの凄さがあります。
京王や京急でも見られますが、小田急は車体構造の違いや制御装置の違いで通過時の音が全然違うので、聞くだけでも楽しめる要素ですね。
ワタシダ
がしました