小田原線、江ノ島線、多摩線の3路線を運行する小田急には、現在70の駅が設置されています。
1927年の小田急が開業した頃からある駅や、比較的近年になってから設置された歴史が浅い駅もあり、それぞれが歴史を刻んできました。

今回の記事では新しい駅にスポットを当て、新しい順にベスト10として発表したいと思います。

1位から5位までの開業日が新しい駅

ランキング形式の記事の場合、1位を最後に発表するパターンが多いと思いますが、今回の記事では逆でご紹介します。
理由は簡単で、新しい駅ほど覚えている方が多いと思われるためです。

それでは、1位から5位までを一気に見ていきましょう。
括弧内は駅が開業した日です。

1位:はるひ野(2004年12月11日)
2位:唐木田(1990年3月27日)
3位:開成(1985年3月14日)
4位:小田急多摩センター(1975年4月23日)
5位:新百合ヶ丘・五月台・栗平・黒川・小田急永山(1974年6月1日)

小田急で最も新しい駅がはるひ野なのは、ご存知の方が多いことでしょう。
2位の唐木田、3位の開成ぐらいまでは、正解できる方が多いのではないでしょうか。

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面白いのは4位と5位で、多摩線の開業に伴ってそれらの駅が並んできます。
多摩線は同じ日に開業した駅が多く、今回のランキングではこれらをまとめて5位としました。

1位から5位までは、開成を除いた全ての駅が多摩線となっていることがポイントで、それだけ新しい路線だということが分かります。
見方を変えれば、小田原線で最も新しい駅は開成で、平成、令和になってから多摩線以外では駅が増えていません。

6位から10位までの開業日が新しい駅

このランキングが面白くなるのは、6位から先かもしれません。
5位までに多摩線の駅が全て入っていますから、ここからは小田原線と江ノ島線の駅ということになります。

6位から10位までも、一気に見てしまいましょう。

6位:湘南台(1966年11月7日)
7位:善行(1960年10月1日)
8位:百合ヶ丘(1960年3月25日)
9位:桜ヶ丘(1952年11月25日)
10位:螢田(1952年4月1日)

相鉄や横浜市営地下鉄も乗り入れる湘南台が6位となっています。
つまり、江ノ島線で最も新しい駅は、湘南台ということになります。

7位と8位は、善行と百合ヶ丘が1960年で続きます。
この2駅は開業年以外にも共通点があり、善行は善行団地、百合ヶ丘は百合丘第一団地の建設に合わせて駅が設置されたものです。

9位は江ノ島線の桜ヶ丘で、この頃は「ヶ丘」を多用している傾向があるようです。
今回のランキングでは最後となる10位は螢田で、意外な駅が比較的新しいということが分かります。
これより前は、11位の海老名が1941年の開業となっており、10位までが戦後に開業した駅となっています。

おわりに

はるひ野が開業して以降、駅が増えていない小田急。
あと数年で新しい駅が開業しない期間が20年に到達しますが、それだけ沿線が成熟してきているということなのかもしれませんね。