小田急といえばロマンスカーというぐらい、看板列車としてその名称は定着しています。
元々は箱根や江ノ島といった観光地への輸送をメインとしていましたが、近年は日常の足として気軽に乗れる存在となっています。

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ロマンスカーが大衆的な乗り物へと変化する中で、停車駅も少しずつ増えてきました。
現在ロマンスカーが停車する駅は、どれぐらいの割合となっているのでしょうか。

ロマンスカーが停車する駅

昔より停車駅が増えたロマンスカーですが、現在はどれぐらいあるのでしょうか。
東京メトロやJR東海、箱根登山線にも乗り入れるロマンスカーですが、今回は小田急線内の停車駅だけを見ていきましょう。

現在ロマンスカーが停車する駅を路線別にまとめると、以下のとおりとなっています。

【小田原線】
・新宿
・成城学園前
・新百合ヶ丘
・町田
・相模大野
・海老名
・本厚木
・伊勢原
・秦野
・小田原

【江ノ島線】
・大和
・藤沢
・片瀬江ノ島

当然のことながら、路線が長い小田原線の駅が多く、江ノ島線は数駅です。
以前は多摩線にもロマンスカーが走っていましたが、現在は運転されていません。

ロマンスカーが停車する駅の割合

小田急には現在70の駅がありますが、その中でロマンスカーが停車する割合はどれぐらいなのでしょうか。
停車駅を数えてみると、全体で13駅となっており、停車する割合は約19%という状況です。

5駅に1駅ぐらいということになりますから、思っていたよりは多いように感じます。
連続して全ての列車が停車するわけではありませんが、主要駅の多くはロマンスカーの停車駅になっているといえそうです。

せっかくなので、路線別の割合も計算してみましょう。
小田原線には47、江ノ島線には16の駅があります。

まず小田原線ですが、停車するのは10駅ですから、約21%となります。
全駅での計算には多摩線が含まれているため、やはり割合としては高くなるようです。

江ノ島線で停車するのは3駅で、こちらは約19%です。
厳密には江ノ島線の駅ではない相模大野を重複して含めれば、25%まで上昇します。
4駅に1駅ということになりますから、かなり高い割合となるようです。

おわりに

優等列車が停車しない駅でも、多くの場合は数駅程度移動すればロマンスカーに乗れるようになりました。
割合を計算してみた結果はその感覚どおりであり、それだけロマンスカーが身近な乗り物になったということなのでしょうね。