2014年度からリニューアルが開始され、新車同然と表現できるほどに一新された小田急1000形。
最初にリニューアルが行われた1066Fは、2014年の年末に姿を現しました。

営業運転への復帰が待ち遠しかったものの、その瞬間はなかなか訪れませんでした。
1066Fの復帰を楽しみにしていた、当時の思い出を今回は振り返ります。

1000形で最初にリニューアルが行われた1066F

長年にわたって行われた8000形のリニューアルが終わり、2014年度からは1000形のリニューアルが開始されました。
リニューアルの開始は春に発表され、8000形に続いて大規模なものとなることが予想されました。
一方で、ワイドドア車は対象から外れており、先が長くないことを予感させられたのです。

リニューアルが最初に行われることになったのは1066Fで、2013年度の終わりに入場しました。
4両で短い編成にもかかわらず、最初ということで時間がかかったのか、出場したのは2014年11月のことでした。

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出場後は3000形の6両がパートナーとなり、10両で走る姿が目撃されるようになります。
しかし、12月には営業運転に復帰する予定だったものの、何らかの問題があったのか、その予定は遅れてしまうのです。

年末になっても試運転が行われていた1066F

なかなか営業運転に復帰しない1066Fを撮影したいと思うものの、簡単には撮ることができませんでした。
2014年が終わろうとする時期に運良く1066Fを撮影することができた際には、その綺麗な姿に感動したものです。

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3000形と併結した状態の試運転は撮ることができなかったものの、複々線区間を走る珍しい姿を撮ることができましたから、良い思い出となりました。
しかし、当初営業運転に復帰する予定だった12月は試運転が続き、そのまま復帰することなく年末年始へと突入してしまいます。

年が明けた2015年1月、年始早々に1066Fは営業運転に復帰しました。
3000形と併結した10両での運転が最初は基本で、新宿方でしか撮ることができない編成となっていました。

そして、2015年3月には1057Fもリニューアルを終えて出場し、比較的早い段階で2編成が走るようになったのです。
その後も3000形と組んだ10両での運転が続き、リニューアル済の1000形のみでの8両を見ることができたのは、2016年11月のことでした。

おわりに

現在は未更新車のほうが珍しい存在となった小田急1000形。
リニューアルされた編成のほうが珍しかった昔が、昨日のことのように感じるのは、それだけ自分自身が年齢を重ねたということなのかもしれませんね。