かつては通勤型車両での分割併合が盛んに行われ、異なる形式が日常的に併結を行っていた小田急線。
分割併合の廃止と車両の整理により、現在異形式の併結はほとんど見られなくなりました。
5000形の増備が進む中、さらに減り続けている異形式併結の現状についてまとめたいと思います。
分割併合によって頻繁に併結相手が変わるため、毎回異なるペアの編成を見るのが楽しかったものです。
当時はほぼ全ての車両同士が併結できるようになっていましたが、相性が悪い形式や編成もあり、運転には大変な苦労があったようです。
2008年に分割併合が激減した後は、極力同一形式で揃えるようになっていきますが、編成数の都合で異形式を組み合わせるしかないケースも多く、しばらくはそれなりに見ることができました。
5000形が形式消滅したことで、4両編成がある形式自体が少なくなったこともあり、現在は限られた組み合わせが見られるのみとなりました。
現在も見ることができる異形式併結の組み合わせは、8000形と3000形、1000形と3000形の2パターンのみとなっています。
6両側に繋がる3000形にも制限があり、8000形の場合は1次車か2次車が、1000形の場合は3次車以降の編成が相方となります。
1000形の未更新車が10両を組む機会がなくなったため、異形式併結のパターン自体が減少してしまいました。
しかし、すぐにやめることができない事情があるため、しばらくは見ることができると考えられます。
まずは8000形の4両編成に関する制限です。
8000形は4両のほうが3編成多く、現状は単独での運用を行っていないため、必然的に3000形と組んで10両とする必要があります。
この問題が解決しない限り異形式併結を続けるしかありません。
しかし、これはあくまでも現時点でのことであり、仮に8000形の4両に廃車が発生した場合は、あっという間に異形式併結が減少する可能性があります。
走行距離の関係で、意図的に3000形との異形式併結を続ける可能性はありますが、限られたケースになっていくと考えられます。
もう一つ異形式併結がやめられない理由としては、10両固定編成の代走を行う必要があるという点も忘れてはいけません。
検査等で一部の編成が運用から外れた場合には、現状だとどうしても異形式併結を行う必要があるため、1000形の4両がある程度残っている間は見ることができると思われます。
このようにやめることができない事情はあるものの、8000形の廃車が始まると常に走る異形式併結はかなり少なくなるでしょう。
既に1000形と3000形の組み合わせは最盛期より減少しており、車両の整理が進みつつあることを実感する状況となってきました。
同形式で繋がっているほうが珍しい時代を知る者としては、少し寂しくも感じてしまいます。
分割併合の廃止と車両の整理により、現在異形式の併結はほとんど見られなくなりました。
5000形の増備が進む中、さらに減り続けている異形式併結の現状についてまとめたいと思います。
現在も見ることができる異形式の併結
小田急といえば異形式併結という時代は、分割併合が激減する2008年のダイヤ改正まで続きました。分割併合によって頻繁に併結相手が変わるため、毎回異なるペアの編成を見るのが楽しかったものです。
当時はほぼ全ての車両同士が併結できるようになっていましたが、相性が悪い形式や編成もあり、運転には大変な苦労があったようです。
2008年に分割併合が激減した後は、極力同一形式で揃えるようになっていきますが、編成数の都合で異形式を組み合わせるしかないケースも多く、しばらくはそれなりに見ることができました。
5000形が形式消滅したことで、4両編成がある形式自体が少なくなったこともあり、現在は限られた組み合わせが見られるのみとなりました。
現在も見ることができる異形式併結の組み合わせは、8000形と3000形、1000形と3000形の2パターンのみとなっています。
6両側に繋がる3000形にも制限があり、8000形の場合は1次車か2次車が、1000形の場合は3次車以降の編成が相方となります。
1000形の未更新車が10両を組む機会がなくなったため、異形式併結のパターン自体が減少してしまいました。
今後の異形式併結はどうなるのか
減少が続く異形式併結ですが、見られなくなる日が近いのではないかという点が心配されます。しかし、すぐにやめることができない事情があるため、しばらくは見ることができると考えられます。
まずは8000形の4両編成に関する制限です。
8000形は4両のほうが3編成多く、現状は単独での運用を行っていないため、必然的に3000形と組んで10両とする必要があります。
この問題が解決しない限り異形式併結を続けるしかありません。
しかし、これはあくまでも現時点でのことであり、仮に8000形の4両に廃車が発生した場合は、あっという間に異形式併結が減少する可能性があります。
走行距離の関係で、意図的に3000形との異形式併結を続ける可能性はありますが、限られたケースになっていくと考えられます。
もう一つ異形式併結がやめられない理由としては、10両固定編成の代走を行う必要があるという点も忘れてはいけません。
検査等で一部の編成が運用から外れた場合には、現状だとどうしても異形式併結を行う必要があるため、1000形の4両がある程度残っている間は見ることができると思われます。
このようにやめることができない事情はあるものの、8000形の廃車が始まると常に走る異形式併結はかなり少なくなるでしょう。
既に1000形と3000形の組み合わせは最盛期より減少しており、車両の整理が進みつつあることを実感する状況となってきました。
おわりに
いよいよ最終章に入りつつあることを実感する、小田急の異形式併結。同形式で繋がっているほうが珍しい時代を知る者としては、少し寂しくも感じてしまいます。
コメント
コメント一覧 (11)
TIOS読み替えと言うのはそんなに取り扱いが面倒なのでしょうか……。
ワタシダ
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(もっとも、機器の統一やブレーキ方式の統一で実現させていた会社もありますが。)
それはさておき、小さな頃異形式でつながっているのを見ると、前後で発している音が違うので面白かったもんです。
異形式併結の醍醐味ってそこから来ているんじゃないか、そう思ってます。
ただ、もうそれも長くないと思うと寂しい限りです。
ワタシダ
がしました
過去を振り返ると東武伊勢崎線で活躍していた30000系は半蔵門線開業前と直通撤退後は10000系列と連結するシーンが度々発生していました。しかしながら、10000系はツーハンドルに対し、30000系はワンハンドルであることから、運転現場の間では評判が悪く、30000系は相次いで東上線に転属、東上線から10000系列をトレード転属することでそのような問題は解消されました。
異形式併結は車両同士の相性だけでなく、運転現場の評判もあるので、一筋縄にはいかないようです。この先小田急でも4+6と4+4はよほどのことがない限り見れなくなる日もそう遠くないのかもしれません。それでも僕が最も鉄道好きだった2、30年前と比べれば見かける機会は少なくなった、と実感していますが・・・。
ワタシダ
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ワタシダ
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ワタシダ
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もう4連に新車は出ないのだな、と思った瞬間でした。
異形式併結ではなく同形式併結でも、5200形と5000形とが併結していると、実質的には異形式併結のようでした。
1700形と1000形との併結も、どことなく異形式併結のようでした。
また6両側に2600形がいると、必然的に4両側は異形式となりました。
9000形+9000形の10連にはなかなか巡り会えませんでしたね。
通勤電車ではないですが、3000形SSEが2編成併結して運行してるとき、併結部分の連結カバーのタイプが複数あったように記憶してるのですが、詳しい方いらっしゃいますか?
ワタシダ
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と、これは趣味的な観点ですが実務的にはゆくゆくは固定貫通編成が主流になって行くでしょう。
あとは今後の新5000の増備の進展次第ですね。
ワタシダ
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8000形は今後廃車対象になると思いますが、1000形リニューアル車の4両は登山線に4本入ってもあと3本あるので、1000形+3000形は当面見られますね。ただレア度は高くなりそうです。
ワタシダ
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ワタシダ
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